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月別 校長通信

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第822回 遠い中学時代をふりかえる(2)

2014年1月22日

昨日のつづきです。遠い自分の中学時代をふりかえり、現代を生きる中学生諸君に寄せる願いを少し述べてみたいと思います。

 

自分は、東京都府中市の公立中学に通学したので、高校受験という課題に直面しました。家庭と家計の厳しさが増す中で、公立の都立高校に進学する必要がありました。そこに直結する校内成績にも大きなウェイトがかかっていました。
内申書のデータに直結する中間試験や期末試験で良い成績をあげるのは至上命題であったので、約2週間前からテスト準備に追われました。まず苦手な理科から始めて、解けない問題の多さにあせりながら反復に努めたと思われます。技芸教科などもペーパーテストで高得点を取らねばと、一定の時間を充てていました。
英語は教科書の試験範囲本文の暗唱・暗記に努めて、傍用問題集=ワークブック共々に完璧を期しました。数学も同様でした。公立中学の定期試験問題ですから、そうした準備で英・数や得意な社会は9割以上をキープできたのは幸いでした。
一度リズムと手応えを得ると、そのラインを維持しなくてはとの姿勢になってくるものです。単元テストなどもちゃんと取り組むと、その先につなげられる実感が得られます。“小さなパーフェクト”を積み上げる、自分なりの学習習慣を身につけるのが、中学時代の勉学の基本課題だという確信を持てたと思います。

 

人間関係では、中学時代は苦労とストレスの多い時代でした。問題行動の多いグループの人達とどんな距離感を保つかに気をつかいました。クラスではよく議長や班長を務めましたが、まとめる力の弱さをたびたび感じました。男女交際絡みのひどい嫌がらせをされたり、教室内のケンカで負ける屈辱も経験しています。
携帯はもちろん電話のない家庭もあり、学校内外の直接関係のみの時代でしたが、心を許せる友達は限られていました。“色白”で“体毛の薄い”などコンプレックスを持ち、夏はオイルを塗って日焼けに努めるけど肌が真っ赤に腫れてポロポロむけるのがオチでした。勉強や部活でそれなりの達成感を持てたので、何とかしのいでいけたように思います。

 

学校全体では、不登校や引きこもりの問題はまだ少なかったです。高度成長の最後の時代で、将来への希望は、濃淡に差はあってもぼんやりと地域の中で共有されていたように思います。そんな自分の限られた経験ですが、いまの中学生と接していて、理解と対話のきっかけにするようにしています。