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月別 校長通信

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第887回 四半世紀~25年ごとの世界と日本の変化 ②

2014年5月16日

昨日の続きです。今年2014年を起点に、25年ずつ歴史をさかのぼってみました。1989年、1964年と見てみて、更に25年前は「1939年」です。ドイツ軍がポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった年です。それから6年間、世界各地に広がった悲惨な出来事は、人類にとって決して忘れてはならないことです。

その25年前は「1914年」です。東欧のサラエボで起きた事件を機に、ヨーロッパの諸列強が真っ二つの陣営に分かれ、世界の植民地をも道連れにして総力戦を始めました。民族間の深刻な対立、強国による支配領域の競い合い、領土問題の激化。当事国が譲らずに全面戦争に突入した構図を、人類はその後十分に検証したはずです。不戦の誓いも立てました。しかしその後すぐに大規模な二度目の世界戦争に至りました。まさしく「三度目の正直」となる戦後社会は、もっと深い決意を持って慎重に、対話と理解を広げながら歩んでいったはずです。

 

その後、半世紀以上の軌跡を経て、現在の地点があります。「持続可能な地球社会」を築く意志が国際的に広がる中で、「グローバル時代の様々な危機」を克服して、あとに続く次世代に人類社会をつなげていく使命を、私たちは持っています。

現在の中学生と高校生に、あとに続く小学生に対して、この先の未来に意欲と希望を持って歩んでいけるような教育の関わりが、私たちの役割ではないでしょうか。
中高で6年間、大学では4年以上、そして25年経った「2039年」には、彼らは、彼女らは30代~40代という社会の中堅世代になります。

過去は振り返ることはできても、未来は予測のますます難しい情勢です。しかし過去の教訓を踏みしめ、現在の動向を見つめることで、これから世界と日本の進むべき道や、選択可能なより良いルートを探ることはできるはずです。

歴史の歩みと現在の事実に立脚した、根拠ある洞察がいま求められています。未来への希望を語る上で、説得力を持ったメッセージが必要なことを最近改めて強く感じさせられます。