野菜を育てよう

2021年5月13日

 2年生の先生たちが耕した畑に、子どもたちが野菜を植えました。
 今日はまずキュウリの苗を観察するところからです。
 上から観たり下から覗いたり、「葉っぱが虫に食べられているよ。」、「茎は土に近いほど緑が濃い。」、「毛みたいのが生えている。」などたくさんの気付きがありました。葉に触れた子は「ふわっとしているけど、裏がザラザラしてる。」と目を丸くしていました。

 キュウリの前はトマトの苗を観察したそうです。「葉っぱの匂いを嗅いだらトマトの匂いがしたよ。」と言っている女の子がいました。葉っぱの匂いまで観察できたとはびっくりです。観察した内容は、絵と文でボタニカルアートのように描かれています。
 ボタニカルアートとは、植物学的な芸術という意味です。植物学的な芸術とは、植物学の立場から植物の品種の特徴が正しく正確に描かれた絵画のことです。子どもたちのボタニカルアートの特記すべきは、自分の眼で観て「これは!」と思った特徴が、より誇張されて描かれているところです。それが個性となってアートとしての面白味を増しているのだと思います。

 苗を植えるときは、優しく包み込むように畝に穴を掘り作付けしました。「美味しくなれ!」、「大きくなれ!」と言いながら、土をぽんぽんとたたいている子もいました。
 「大豆の種も植えたんだ。」と男の子が言ってました。キュウリ、トマトに枝豆、食べられるものを育てるってワクワクします。
 みんなで収穫の喜びを味わいたいものです。