初リコーダー

2021年5月18日

 3年生が音楽の授業をしていました。どうやら初めてリコーダーに触れているようでした。これは、よいタイミングで教室の前を通ったと思い、さっそく中へ入りました。リコーダーの持ち方を教わり、音を出す練習をしているところでした。ピィー、ヒュー、ヒョーいろいろな音がしていました。

僕はリコーダーがとても苦手な子どもでした。穴を全部押さえて出した「ド」も、ピヒューと残念な音しか出ませんでした。穴を上手に押さえられていないからだと思い、力んで押さえた結果肩に力が入ってしまい、音は異常に高くなるし、指先に穴の跡が付くしで大変苦労した記憶があります。


 マスクをしていても音が上手く出せるように、リコーダーの口には塩ビのカバーが付けられています。これは、、音楽の先生が子どもたちにリコーダーを学ばせてあげたいという思いから工夫し、一つずつ切って作ったものです。


 松岡先生が子どもたちに出してほしい「いい音」のお手本を聴かせました。とは言っても、子どもたちがなかなかすぐに出せるものではありません。「難しいなあ。」「コツが掴めないなあ。」と言いながらも、子どもたちの集中力はなかなかのものです。目線がリコーダーに集中して寄り眼になっている表情や、上目遣いの表情がなんとも微笑ましい限りです。「『トュー』と言いながら吹くといいよ。」と松岡先生がアドバイスすると、美しく響く音が少し多くなりました。
 最後はみんなで合わせて音を出しました。みんなで初めて出したリコーダーの音は、赤ちゃんの産声のように初々しいものだと感じました。
 下の動画はそのときの映像です。これから、どんな音色になっていくか楽しみです。