稲作-相原農縁で学ぶ-其の壱

2021年6月4日

相原農場の相原成行さんが来校されました。
相原さんは藤沢の北部で有機農法を用いてお米や野菜を作っています。5代続く農家です。

今日は5年生の稲作の事前授業です。
相原さんは僕が子どもたちに一番会わせたい人です。
僕と相原さんの出会いは、今から14年前に遡ります。当時の校長から「今までお願いしていた田んぼが区画整理のため使えなくなったので探して欲しい。」と言われたことがきかっけです。せっかく探すのだからこだわりのある米作りをしているところがいいと思いました。そこで、学校の近くで「あいがも農法」で稲作をしている所を探してみました。そして、当時たった一軒あったのが有機農法をされている相原農場でした。ダメもとでアポを取ったら快く話を聞いてくれることになりました。
初対面にも関わらず相原さんは、とても気さくに僕を迎えてくれました。
いくつか話をする中で、「あいがも農法」はすでに止めていたことを知りました。その理由は、あいがもを使うということは、無駄な命を使うことに繋がるというからです。その意味は、相原さんと長くお付き合いをすればするほど理解できるようになります。

相原さんの米作りは「アキニシキ」という品種を使っています。「アキニシキ」は昔からある品種で、25年に渡り種取りを続けています。稲は人間と同じように育った環境によって違う個性を出します。相原農場の「アキニシキ」は25年かけて有機農法に適した変化をしたのです。お米が白米になるまでに、藁、籾殻、糠が出ます。畑に藁を引くと土を乾燥から守れます。籾殻を種の上にまくと発芽に適した優しい光を種に届けます。糠は籾殻と落ち葉と混ぜると微生物の力で肥料になります。

「米作りは無駄がありません。すべてのものに大事な役割りがあるのです。」
相原さんの言葉です。これらは今日の授業で学んだほんの一部です。
子どもたちは稲作というより、相原成行さんという一人の人間に引き込まれていきます。
僕も14年前に引き込まれた内の一人です。
(右の写真は14年前の田植えの様子です)