湘南学園創立の日

2021年11月17日

 札幌に住む同級生から初雪が降ったと便りがありました。少しずつ気温が低くなり、小学校の木々の変化から鵠沼の地も晩秋を向かえているのを感じます。11月15日は湘南学園の創立記念日でした。今年で88年です。

 
 創立記念日の翌朝、いつものようにピロティで子どもたちを出迎えていると、4年生のKさんから一通の手紙を受け取りました。昨年度も同じタイミングでもらっていたので、すぐにピンときました。「創立88周年おめでとうございます。「八」「八」末広がりの数字がふたつ。学園にとってサイコーの1年ですね!!学びの森は10年、共に成長します。」とお祝いと意志が書かれていました。
 2年生のYくんからも手紙をもらいました。「小学校が100さいになった時、ぼくは18さいになっています。その時に一しょにおいわいできたらうれしいです。」と書かれていました。100周年を迎えるときはKさんもYくんも立派に誇れる卒業生になっていることでしょう。

 僕自身のことだと68歳、ふつうに考えれば教職を離れているはず・・・その時に何をしているのかまったく想像がつきません。ただ、はっきりと言えるのは、湘南学園小学校で教師として成長させてもらったことに感謝し、誇りに思って生活している自分がいるはずです。
 小学校の校長になってから、直接お世話になった歴代の校長先生から励ましの手紙や電話をいただきました。歴代の校長先生とこのようなつながりが持てるのも湘南学園らしさだと思います。その内のお一人の方が残された言葉があります。「子どもと共に学ぶことによって、年ごとに自分自身もよい人間になっていくような、そんな豊かなやさしい心になりました。つくづくみんなに生かされている、そう思いました。」この校長先生のように、よい人間になっていく実感は僕にはとてもありませんが、日々子どもに生かされていることは違いありません。