松下義一先生の教育講演会 ~国語教室~

2018年9月5日

<ぼくは、こんな「授業・学び」をつくってきた>
啐啄同機(そったくどうき)—今生まれ出ようとするひな鳥が卵の殻をつつき、その音を聞いた親鳥が外からつついて応えるタイミングの絶妙さを表現した言葉です。
先生(親)と子どもの関係や授業づくりもこうありたいものだと“夢追い人”になり、願い、求め、心がけてきた教師人生でした。日々の「日記指導」と「好奇心で拓く教材化」の軌跡を辿りながら、“学習・子ども このおもしろきもの”が報告されました。

 本日の「松下先生の教育講演会(国語教室)」では、松下先生のお人柄がよくわかる90分でした。松下先生は、湘南学園小学校の国語研究にも力を貸してくださっております。もし子どもの頃に松下先生に習っていたら、国語への苦手意識も軽くなったのではと思って拝聴しました。
 仕掛けが豊富で、ドラえもんのポケットから色々なものが出てくる感覚は、学ぶものが多く、ワクワクした気持ちにさせてくれました。いろいろな切り口から語られましたので、子育て中の皆さんにとっては気づきがあり、得るものが多くあったようです。松下先生から「校長先生も読んで」と感想を手に取り、国語の講演会を開催できたことを嬉しく思い、皆さんからの言葉が“心に沁みて”きました。

●「おもしろ連鎖」という言葉がすごく心に残りました。生活や子育ての中で同じような楽しい連鎖や発見が多々あります。子どもの頃の体験やわくわくした気持ちを子どもと童心にかえり共有したり再発見したりする楽しさを、松下先生のお話をうかがいながら大切にしたいなと思いました。そして子どもにも疑問に思ったことから沢山の連鎖を楽しみ、その中から言葉にして「伝える力」がついてくれると良いなと思いました。

●2年程前にたまたま本屋で松下先生の書籍を手に取り、その後、子どもたちに指導していただけると聞き、本日は実際にお会いできるのをとても楽しみにしてまいりました。まさに先生が仰った「ねがいを持っていれば引き寄せられる」ですね。
これからも素敵な偶然、面白連鎖を楽しみに、色々なところにアンテナを張って生活をしていきたいと思います。

●…このご縁に改めて感謝いたします。大人になってから、思い出す先生であろう、そして、湘南学園の先生にも是非そういう授業やお話をしていただきたい。大人になった時、何かのきっかけで、ふとよみがえる関わり方をしていただきたい。また、自分自身もそういう大人でありたいと思いました。我が子だけでなく、誰かの心の中に残れる大人でありたいです。

●すてきな「学び」が盛りだくさんありました。教科書だけの授業でなく、様々な体験や教材を引き合いに出して学ぶことがとても素晴らしいと感じました。…学校では色々な体験をさせていただいており、親としては感謝の気持ちで一杯でした。…先生のように広く大きなアンテナを広げておくことが、不思議に縁をつないでいると思います。一つの本や出来事から、つながっている感じを探し出し、子育てに生かしたいと思います。

●心に残る、楽しい授業のお話で、私もワクワクドキドキした気持ちになりながら、拝聴していました。私自身も子ども時代、忘れられない先生の授業や体験があることを思い出しました。豊かな体験が、子どもを成長させ、そして大人になってもいつまでも残っていくのですね。先生自身が楽しまれながらなさった様々な実践は本当に素晴らしい学びを運んでくださっていたと思います。宝物を見せていただいたと感じます。

●今はまだ、文章がうまくまとめて書くことが出来ませんが、「好きなことを書くことから」慣らしていきたいです。

●国語の授業は、本を読み、その内容を数時間で理解し、漢字を習いテストする。その繰り返しだと思っていましたが、題材の内容を具体的に理解し、“心の豊かさを学ぶ”子どもの興味を引き出すことが大切なことを先生の講義で改めて感じました。いつも点数ばかり気にしていてはいけないこと。子どもとしっかり会話していこうと思います。

●文を書くことが苦手なのですが、興味のあること(虫・花・宇宙・ドラえもん)からきっかけを見つけ、親も一緒に学べたらと感じました。たまに思い出したように「彼岸花って?」「はぎの花って」と、チャンスがあったのに…。