台風24号

2018年10月1日

 台風24号が「非常に強い」勢力で上陸。上陸後は速度を上げて、一気に日本列島を駆け抜けました。雨もさることながら風が強く、昨夜は怖い思いをした人もいたことでしょう。
一夜明けると、自転車が倒れていたり、道路に色々なものが落ちていたりと、見える景気がいつもと違っていました。

 早朝、学校に着くと、台風の影響で色々な物が転がっていましたので、大きな残骸を拾って片付けてから校舎に入り、一斉配信の用意。教頭と電話で確認し合い、他の先生からも情報を得て、電車の運行状態を確認し配信。今日は「平常授業」と決めました。

 配信後もJR利用の先生方からメールで情報が入ります。
小田原駅をを6:42分に発車した電車が大磯で止まっていること。平塚でも止まり点検中とのこと。藤沢駅の混雑している様子。横浜駅利用の人が地下鉄で湘南台に出てから来たことなどが報告され、とにかく情報をつかんでいきます。
 そしてピロティに立つと、上級生が下級生の手を引っ張って登校してきました。上級生に手を引っ張ってもらいながら、無言で歩いている1年生。兄弟や姉妹で手を繋いで来る子も今日は多く、学校に来るまでにきっとドラマがあったのでしょう。私の顔を見るなり、弾丸トークで話しまくる子が多く「いつものJR組がいないよ」「JRは止まっています」「校長先生、大変だった」と、子どもたちも自ら発信し情報もどんどん入ってきました。

 ぐったりして、登校してきた子もいました。子どもたちからの情報で、大体の様子がわかりました。お父さんやお母さんが、朝からやってくれたことも報告されるので、親の顔が浮かんできます。雨は去っても強い風が交通機関を乱し、登校時間に影響が出たこと。「今日の出来事」の中で、特に、海沿いの国道134号線を通ってきた子は大興奮しながら「信号が折れていたよ」「大きな木が3本折れて道路にあったよ」と、そっと教えてくれました。
「路線バスの旅で学校に来たよ」「平塚から藤沢行きのバスに乗って、警察署の近くで降りて歩いて来たよ」「戸塚から地下鉄に乗れたよ」「横浜から地下鉄で湘南台経由で来たよ」など、子どもたちの声に耳を傾けることにしました。子どもたちも保護者の皆様もお疲れ様でした。

 その反面、江ノ電利用者や徒歩グループの子どもたちの会話は、いつも通り。昨日のバサーで買ったスイカのカード入れ、ポケットティッシュ入れ、自分で作った髪ゴムなど見せてくれた子もいます。交通機関の乱れなど知らないようで、ほのぼのとしていました。