保護者向け教育講演会(6)~モデルのない子どもの人生~
「多様性」という観点から、4月より保護者向け講演会を積み重ね、今日で11回目の保護者講演会となりました。2学期だけで10パターン計画しています。色々な壁にぶつかる子育てだからこそ、「多様性」「多様化」という言葉が心に響き、引出しを増やしながら大人も子どもも「たくましく、楽しんで生きたい」と考えています。
本日は「モデルのない子どもの人生」
【1】子どもの人生は思うようにいかない時代に
【2】教科の点数を上げるよりも、子どもの生きるための学力を育てて
【3】子どもの生きる行動指針(気づき・考え・行動する力を)
をテーマに、淡路先生の教育講演会を開催しました。キーワードごとに振り返り、思ったことや感じたこと、子どもへの親の想いを並べてみると「新たな気づき」発見があります。参加したことでの「気づき」を形にしてみると、何が大切か確信します。お話をありがとうございました。
●「先見性」という未来を見通す力
→これは今のうちから土台を作っておくことが大事だということを伺い、はっとさせられました。
→先見性の重要性を話して聞かせ、自分で判断できる子どもになってほしいと思います。
●「経験・体験」
→勉強・知識より、経験・体験を通して、本人に思い通りにいかないこと、失敗することを小学生のうちにどんどん学ばせなければ。
→体験(失敗・成功)を通して、強くたくましく生きてもらいたい。
→自分自身、子ども時代の経験・体験が大人になった今、必要だったことを改めて感じました。
●「価値付け」
→親が一緒に生活する中で、実体験を通して「価値付け」してあげる。ここにしっかりと時間をとって分かち合いをしていくことが「本当の学びなのです」。
●「子どもは育てたように育つ」「言葉は上手に使って褒め伸ばす」
→成功も失敗も言葉にして振り返り、認めたり改善することこそが子どもに安心感を与え伸ばす私にできるフォロ-だと感じました。
●「褒めて」
→子どもは、これまでの先の見えない(見えづらい)世の中を生きていくのだと思いました。丸ごと受け止め褒めて、褒めて片目をつぶって、楽しく生活できるようにしたいです。
●「ふりかえりの言葉がけ」
→「どうしてうまくいったと思う?」
→改善はやり直しではなく、やりはじめだという言葉が印象に残りました。
●「失敗の経験」
→危機管理をして、色々トラブルから避けられるようおぜん立てしてしまうことで「失敗の経験」を減らしている気になりました。多少のことは、目をつぶり、見守ることを大切にしていきたいです。
→傷つかない人生を送らせるのではなく、失敗から学べる方が大切だと思えるような声掛け・育て方をしていけるよう、意識し続けたいです。
→湘南学園小学校に入ったのは「体験」を色々させてくれる学校だと思ったからです。家庭でも時間をかけて、失敗しながら学んでいくことをもっと大事に話していこうと思いました。
→日常生活で親も失敗の連続ですが、また気持ちを新たに向き合っていけたらと思います。
●「再確認・再体験」
→上手く言った理由を再確認し、再体験させてあげる。
→うまくいかなかったこと、どうすればよかったのかを、日々の会話にもっと取り入れていきたい。
→自信をつけて自ら判断・決断し、行動する原動力になってくれると思いました。
「将来を見通して ~子どもの人生は思うようにいかない時代に~」。ちょっと先のことだけの考えではなく「先見性」が大事から始まった講演会。将来はわからないので「基礎・基本」が大切であること。人生は曲がり角ばかりなので「自分で決めていくお子さんを育てる」話を伺い、学校でもそのような機会を大事にしていこうと思います。