児童作品から学ぶ~MOA美術館奨励賞~

2018年12月10日

「手から手へ糸が織り成す日本の文化」と題して、湘南学園小学校の6年生の児童の作品が、「MOA美術館奨励賞」に輝き、MOA美術館鎌倉児童作品展12月7日から9日(金〜日)に開催された鎌倉生涯学習センターギャラリーに掲示されていました。

今年度、21回目を迎えた鎌倉の作品展には、毎年、鎌倉市立小学校16校の全てからの応募に加え、公立・私立小学校から合計で710点の応募があったそうです
その中のから「MOA美術館奨励賞」という一番大きな賞に輝き、作品展をおさめた冊子の表紙を本校の6年生児童が飾っていました。

インタビューすると、
「①春休みに家族で京都へ行った時、西陣織り体験をしたので、その時のことを描こうと思ったこと」
「②鎌倉見学を踏まえて、学校で京都・奈良(3泊4日)の修学旅行へ行った時のこと、家族で京都のお寺を見て歩いた時のことなど、今まで見たお寺を頭に浮かべて、平安時代のことをイメージして描いた」と、話してくれました。親子で京都に行ったことを思い浮かべていた時の幸せそうな顔から、楽しい経験・嬉しさが土台にあり、心が安定しているからこそイメージが広がっていったのだろうと、予想しました。

実行委員長の岸本さんからは、
「応募作品はどれも、描きたいもの(題材)に心を寄せ、優しいまなざしで見つめ、心で対話しながら、絵を描いています」とのコメントが寄せられています。

未来を担っていく子どもたちの豊かな感性・情操を育むことの大切さを強く認識し、作品をじっくり味わいたいと思いました。教わることが沢山あります。