PTA教育文化事業「セロ弾きのゴーシュ」

2018年12月19日

本日、PTA教育文化事業として劇団わらび座の皆さんをお招きし、ミュージカル鑑賞を行いました。演目は「セロ弾きのゴーシュ」。舞台セットも本格的で、65分の舞台はとても見ごたえのあるものでした。

このお話のあらすじを紹介します。

ゴーシュはひとりぼっちで、町はずれの水車小屋にたった一人でくらしています。
金星交響楽団でセロを弾いていますが、下手です。

楽団は10日後、音楽会でベートーベンの第六交響曲を発表することになっていますが、ゴーシュは「このままでは音楽会には出られないぞ」と楽長に言われてしまいます。

真夜中、夢中になって練習していると、一匹の三毛猫がたずねてきました。そして生意気な顔で「トロメライを弾いてごらん」といいます。

その日からゴーシュと動物たちの不思議な夜が始まります。ひとりぼっちだったゴーシュが、動物たちのリクエストにこたえて悪戦苦闘。おかげで少しずつ上達するゴーシュですが、大事な何かが足りないと気づきます。それは…。

今回の舞台観賞を通じて、宮沢賢治の世界に興味をもったお子さんもいたことでしょう。
今日の大切なことを思い出して、これからの成長の一助になることを願っています。

<児童からの感想>
★先生、母さんがこの本買ってくれたからお家にあるよ。どんな内容か知っているよ。
 見てのお楽しみだよ。(2年生)

★ボクもどうなるのか知っているよ。お家に本があるからわかっているけど、今日は楽しみだなぁ。(3年生)

★おもしろかったです。ねこ、かっこう、おおかみ、たぬき、ねずみ、トラが出てきて、トラの踊りもすごかったし、かっこうは特に面白かった。(4年生)

★舞台での演技力に驚きました。堂々と演じていることがとにかくすごいです。
「舞台に立つ」ことがあったら、真似をしてみたいと思いました。(5年生)

★迫力があって驚きました。歌ったり、踊ったり、とっても上手でした。本を読みましたが、理解が難しかった部分もミュージカルでわかりやすくなっていました。(6年生)

劇団の皆さんは、秋田から来てくださっています。劇団わらび座の本拠地、秋田県仙北市に展開する複合文化エリアのホテルゆぽぽに泊まり、「わらび劇場」に足を運び、ソーラン節や御神楽の研修会に本校の先生と参加したこともありました。劇団の方に、湘南学園小学校の子どもたちが、毎年「民舞」に取り組んでいることを伝えると、大変驚いていました。