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校長日記

優しい時間

2020年6月25日

3年生の算数の「重さ」の授業でこんなことがありました。

身の回りの物の重さを予測し、はかりに載せて計ってみるという内容でした。様々な向きで物をはかりに載せても重さは変わらないこと(重さの普遍性)を授業のめあてとしています。

担任の星野先生が、子どもたちに空っぽのランドセルの重さを予測させました。

「え~!?」、「んー…」自分の背中より幅広のランドセルの大きさに戸惑う子どもたち。

教室がわさわさし始めました。

「空っぽのランドセル背負ってみたことないから分からないよ…」窓際に座っている子のささやきを、星野先生は聞き逃しませんでした。

「そうだよね、空っぽのランドセル持ったことないよね」と、クラスのみんなに返しました。

うんうんと頷く子どもたち。ささやいた子は先生とみんなが共感してくれて、とても安心した表情を浮かべていました。

ランドセルの重さを出すには遠回りになるかも知れないささやきを、あえて拾ってくれた先生に、ささやいた子も周りの子も優しさを感じるのです。そのささやかとも思える教室での時間の積み重ねが、一人ひとりの居心地の良さになるのです。そして、いつの間にか専科の授業から戻ってきた子どもたちから「ただいま〜」の一言が、自然と口から出るようになるのです。自分の家に帰って来たかのようにー

教室に優しい時間が流れます。