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校長日記

学校と夏

2020年7月31日

『やっほほ夏休み!』

僕が担任時代に綴っていた学級通信の1学期最後のタイトルは必ずこれでした。校長日記にも使おう、と思っていましたが、コロナの状況下では浮かれたタイトルはふさわしくないと考え止めました。だけど心の中では、「二度と戻ることのない小学校時代の夏を楽しんで来いよー!!」と叫びたいのです。それだけ夏は子どもを成長させてくれます。だから、子どもたちから夏の思い出を聞くのが楽しみです。

5年生が雪の学校で行く新潟県十日町市の山間の集落に、十日町市立真田小学校という小さな木造校舎があります。その学校は2005年の春に廃校になりました。しかし、2009年の夏。集落の人々と一人の絵本作家によって、「絵本と美の美術館」として生き返りました。作家の名前は田島征三さん。田島さんは真田小学校を舞台にした『学校はカラッポにならない』という絵本を創りました。

2018年の夏休み、僕は美術館となった学校を訪れました。田島さんの作品で埋め尽くされた館内に感激した後、なんとご本人に会うことができました。絵本にサインをいただくときに、自分が小学校の教員であること告げ、子どもたちにメッセージを書いてほしいとお願いしました。「元気でも元気でなくてもいいんだよ」メッセージの最後には小さな❤が描かれています。田島さんの優しさがあふれています。

 

今日で1学期が終わりです。2月に休校して以来、今日まで長かったなあというのが正直な感想です。それでも、子どもたちが登校してくるようになると、モノクロームだった学校が彩り豊かになりました。それはまるで、今か今かと待ちわび、一気に花咲く北の国の春のようでした。カラッポだった学校が、本来の学び舎の姿を取り戻しました。

素敵な夏を過ごしてください。