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校長日記

御神楽太鼓

2020年10月8日

たいいく表現まつりの予行が行なわれました。
各学年で取り組んできた民舞は、今日初めて他学年にお披露目することになります。
上級生は自分が舞ってきた踊りを懐かしみ、下級生は上級生の踊りを見て憧れを持つようになります。ですから、初めてという意味では本番とは違った緊張感があります。


僕が体育をしていた時は、約1ヶ月に渡って自分が教えて来た成果を発表する場だとも思っていたので、それはそれは緊張しました。特に体育教師としての初年度は心臓が飛び出るほどでした。その時は、5年生の『御神楽』を教えました。
僕の緊張と気合いの入りが乗り移ったのか、太鼓を担当したKさんは予行直前に「シュウセイ!私、女捨てるから!!」と言い切りました。周りの子どもたちが絶句するほど衝撃な一言でした。僕も若かったので「よし!行けえーーーーーーーー!!」と送り出してしまいました。
それから数年後、Kさんは教育実習生として本校に戻ってくれました。その時の指導教諭は僕でした。やがて彼女は小学校の先生として教壇に立ちました。
さらに数年後、Kさんから結婚式の招待状が届きました。僕は彼女の「女捨てるから!!」の一言が強烈に残っていたので、素敵なお相手が見つかって良かったな、と思いました。その後、「女捨てるからと言ったから心配したよ。」と冗談交じりに言うと、「捨てるわけないじゃん。」と笑って返されました。


今年度『御神楽』の太鼓を敲くことになったAさんは、出番待ちのとき「太鼓選ばれたんだ。」と嬉しそうに報告してくれました。「頑張れ!」と声を掛けた後、「私、女捨てるから!!」と言われたらどうしようかと思いましたが、満面の笑顔を見せてくれました。(笑)
今日、大グラウンドにAさんが響かせた音と、20年以上前にKさんが響かせた音は、同じ太鼓からの鼓動です。