2014年度 交歓会

2014年4月22日

天気が心配されましたが、4月22日予定通りに、2014年度の交歓会を実施することができました。片付けが終わって教職員が学校に着いた頃に雨が降り始めたので、子どもたちの元気が晴れを呼び込んでくれたのかもしれません。

交歓会は今年度入学した1年生をお祝いしながらお迎えするとともに、今年度の1年間のスタートを飾る行事です。この行事は6年生が最高学年としての自覚と責任を認識する機会にもなっています。この日までに児童会班のリーダーとして準備に取り組んできました。縦割り班で作る作品の題材を決めたり、安全のためにルールを確認したりすることなどです。大変さをあらためて感じているようでしたが、よくがんばってくれています。

まず、校庭で開会式を行いました。今年のテーマは「みんなで食べたいもの」ということで、どんな作品を作ろうかと、この日までに話し合いをしてきました。食べ物の資料写真などを前にしておいしそう!と想いながら決めました。開会式では、執行委員長からの元気の良いあいさつからはじまり、安全についての話、校長先生からの話などがありました。そして元気に出発です。

現地に到着すると早速、班のリーダーがプラカードを立て、全学年の子どもたちが砂を掘り始めます。今年は例年よりも平面に表す題材が多かったので、どれくらいの大きさのものを作るかが、ポイントであったように思います。

班の中には役割分担があります。低学年の子は主に穴を垂直に掘り始めます。安全上の理由から海の水を汲みに行かないようにとのルールがあるので、穴を掘って海水を掬い上げるという作戦をほとんどのグループがとります。海水は砂に含ませて固めて形を整えます。また砂の色に明暗を作り、表現の幅を広げたりします。

6年生と担当の先生が作業の全体を見渡しながら、各グループごとに協力して作業に取り組みました。およそ100分くらいかけてそれぞれの作品が完成です。

完成後は作品の見学会となります。サーファー達がサーフィンを楽しんでいる片瀬西浜に、18もの砂の造形作品が出現です。江の島を背景に異学年の子と手を取り合った子どもたちが「おいしそうだね」「すごい」と歓声をあげていました。

砂の造形作品作りが終わってから、班ごとにお弁当を食べました。砂の造形作品作りの準備や作業を通して、子ども達の関係が少しずつ作られていきました。どの班も、作品作りを達成して、満足そうです。

このような行事を通して、子どもたちは異学年の友達と絆を作っています。今年一年間、児童会の行事やたいいく表現まつりなど今回の班を元に活動します。たくさんの楽しい思い出が作れると良いですね。

*学園小学校では学年ごとに帽子の色が違います。一学年で校外に出るときには一色になるのですが、交歓会ではカラフルに混ざり合います。交歓会らしい風景です。