2022 先生達の夏の研修

2022年8月30日

 この夏休みには、全学教研以外にも研修会が行われました。

 大東文化大学の山中先生には、「『詩の授業』を考える」という題でお話を聞きました。小学校の先生たちが、詩の授業をするときのポイントを教わりたいとお願いしたところ、とても分かりやすくお話をしてくださいました。また、授業で取り上げるとおもしろい詩をたくさんまとめてくださいました。それぞれのクラスで、2学期に詩の授業をするかもしれませんね。

 山梨県にある南アルプス子どもの村小学校から先生に来ていただき、総合学習の取り組みについて学びました。南アルプス子どもの村小は、本校とは時間割が全然違います。1~6年生の子どもたちが縦割り班を作って、プロジェクトと呼ばれるいろいろな教科を合わせた総合学習を毎日行っています。子どもたちが主体的に課題に取り組む話を聞いて、すばらしいなと感想を持ちました。また、自然豊かな環境もうらやましいと思います。先生はほとんど口も手も出さず、子どもたちが自ら課題に取り組む教育から、多くのことを学びました。

 算数では、本学園の元学園長である仲本先生をお呼びして、わかる算数と教科書の算数の教え方の違いについて議論をしました。仲本先生は、「新・学力への挑戦―数学で新しい世界と自分が見えてくる」という著作があり、遠山啓らがつくった算数や数学の教え方を元に、高校で実践を行ってきました。本校も「わかる算数」を元に授業を行っていますので、教科書と比べてどのような違いがあるのか議論することで、これからの授業の仕方をより良いものにしていくことができます。単位あたり量については「掛け割図」、倍や割合については「線形掛け割図」で表す教え方は、教科書の二重数直線と比べて直感的に分かりやすいと感じます。より良い授業を目指していきたいです。

 最後に、全学教研の日に学校図書館の蔵書を見て購入する見本巡回も行われました。小学校も中高も普段は司書の先生が本を選んでいますが、この日は先生たちが本を見ながらほしい本を選んでいきました。授業と関連する本は、先生たちの方が詳しいので図書館の本をより充実させるよい機会です。

 夏休みも先生たちは、様々な場面で学んできました。