5年生「雪の学校」NO.7(2022年度)

2023年1月20日

スノーシュー体験。舞台は、「越後松之山『森の学校』キョロロ」とその周辺の森。キョロロとは、アカショウビンという真っ赤なカワセミの鳴き声が、そのように聞こえることから名づけられたそうです。

スノーシューとは「かんじき」のことで、雪の上を楽に歩くための道具です。多くの子どもたちが初挑戦! 雪の世界を満喫できるということで、楽しみにしていました。さっそく出発といきたいところですが、慣れないスノーシューを装着するのに子どもたちは四苦八苦。インストラクターさんに手伝ってもらいながら装着し、いざ出発です!

雪が積もる林の中に十名程度の班にわかれて入っていきます。あるグループで最初に見つけたのは、ウサギのウンチ。「ウサギの足跡があるね。足跡の形で歩き方がわかるよ。どこからどこへ移動しているか見れば、餌をさがしているんだなとか、何をしているのかわかるんだよ」「木の幹の周りは、雪が解けているよ。これは、木があたたかいから雪を溶かしているんだ。そこに、ウサギなどが隠れていることもあるんだよ」子どもたちは聞き入っていました。

また、それだけでなく、まっさらな雪に背中から倒れこんでみてと指示がありました。子どもたちが、倒れると「そうやって上を眺めると、お友達も見えなくなって、空しか見えないよね。独り占めしているようだね」と、声をかけてくれました。雄大な眺めに、なるほどなと子どもたちは感動しているようでした。

キョロロの中の展示も見てまわりました。様々な生き物が、このあたりの林に生息していることが伝わりました。また、過去のこの地域の最大積雪量が展示されていました。これを見て、自分の背丈より深い雪が降ることに、子どもたちは驚いていました。

最後にインストラクターの方に、お礼を言います。「新潟の雪の山を体験して、発見がたくさんあったでしょう。また、このキョロロの周りは、春も夏も秋もそれぞれステキな姿を見せます。ぜひ別の季節にも来てくださいね」と話をしてくださいました。

子どもたちは、スノーシュー体験にとても魅了されたようでした。またやりたいな、という心の声がたくさん聞こえました。