先生を目指す若者の紹介
湘南学園小学校は、毎年のように教育実習生を迎えています。1学期には1名が教育実習に来ていましたし、この2学期にも、3人の卒業生が学びにきています。3人は、専門とする教科は様々ですが、教職の道を目指して大学に通っています。週明けの月曜日には、それぞれの担当するクラスで挨拶をしました。9月の数週間、子どもたちと授業や生活を共にします。
教育実習生は、まず学校の経営的な内容についての話しを聞きます。卒業生ですから、実際に経験しているので学校の教育内容はとても詳しいのですが、学校の組織体制などは意外と見えていません。あらためて小学校が様々な専門家や役割を担う人によって協力的に運営されているか知ります。
この期間に指導教官として1人ずつ担当がつきます。その担当の先生のクラスでは、授業を参観したり、子どもたちと遊んだりします。実習生のお兄さんが遊んでくれると子どもたちはとても喜びます。そして、授業を担当するようになります。指導教官の先生と二人三脚で準備をして授業をやってみると、なかなかうまくいきません。放課後に、より良くするためにどうすればよいか検討して、再びチャレンジです。最後の週には、研究授業や1日学級経営などを行います。
私たちも卒業生だからこそ、厳しい目で見てしまうこともあります。ただ、実直に子どもに向き合う姿に、自分自身も今一度襟を正さねばと感じました。卒業生が教師になるという夢を持って、母校に戻ってきてくれるのは大変喜ばしいことです。教育実習が終わる日には、小学校を二度卒業させた思いになります。