2015年度 1学期始業式

2015年4月7日

 湘南の地域に桜前線が到来。新しいスタートをむかえる時期です。湘南学園小学校では、2015年度の始業式が行われました。

 新3年生と新5年生は、クラス替えも行われます。張り出されたクラス名簿を食い入るように見つめる子どもたち。ドキドキしながら自分の名前を探します。仲間と過ごすこれからの2年間、期待が大きく膨らみますね。

 始業式では、校長から「目標を持って生活することが大切」と話がありました。そして、担任や各教科の担当者の紹介もあります。転入生として迎える新しい仲間の紹介もありました。子どもたちは、楽しい学校生活がはじまると、とても楽しみにしているようでした。嬉しいことに「第7回こども環境大賞」(朝日新聞社主催、東京海上日動共催)において、本校の昨年度の4年生が団体賞を受賞したことも発表されました。

 さらに、6年生は入学式にむけての準備を行いました。最高学年として、責任ある仕事を任されます。新一年生との出会いが待ち遠しいですね。

 さて、始業の「業(ギョウ)」について、「字統」(白川静)で調べてみました。業とは昔、版築(はんちく)という方法で城壁などを作る土木工事のことをいったそうです。版築とは、土の壁や建物の土台のために、土や石を何度もつくことによって固める工法のこと。今でいうコンクリートのようなものでしょうか。この土を固めるときに、つくための道具を菐(はく)といって、特に柄のあるものについては、これも業といったそう。このような工事は、大規模に行われ、当時の業がつく言葉は、盛大なるさまを表しているとのことでした。

 業は、長い時間をかけて完成させるもの。コツコツと積み重ねることにより達成できるもの、を表しているのかもしれません。

 せっかくの始業式。この一学期、そして一年を大切にして、さまざまな目標をもって、勉学やスポーツに励んでいきましょう。

参考文献
・「字統」白川静(平凡社)
・ブリタニカ国際大百科事典