2015年度交歓会に向けて
すっかり暖かくなり、春の陽気を十分に感じられる頃、本校では今年度最初の全校行事「交歓会」が開催されます。片瀬海岸の砂浜で行われるこの交歓会は、湘南の風を感じながら、1年生から6年生までが1つのチーム(なかよし班)となり、互いに協力して砂の造形作品を造りあげます。
今日は交歓会前の最後のなかよしタイム。湘南学園の異学年交流はこの「なかよしタイム」を中心に行われます。全学年混合の縦割り班を形成し、学年の枠を超えた関係を作っていきます。6年生は右も左もわからないことだらけの1年生をリードしなければなりません。まだ年度が始まって間もないこともあって、班をまとめることも大変ですが、懸命にリーダーシップをとろうとしている6年生の姿がとても印象的でした。
なかよしタイムでは「交歓会のしおり」を見ながら進行。
今年の作品テーマは「お城」です。それぞれの班では、みんなで考えた「お城」が黒板に貼られ、同じ目標を確認。砂浜に絵を描くのではなく、立体的に造らなければならないため、作品の完成イメージをみんなで共有することは、とても大切です。
交歓会では「バディ」を組んで行動をする機会も多いので、バディの確認も行いました。このバディは、学校から海岸へ向かう時や災害時等、共に行動をする大事なパートナーです。特に、低学年のバディは責任重大。行事の最中の不安感を取り除く役割だけでなく、何かあった時の頼れる存在でもあるからです。まだ出会ってからあまり時間が経っていないにもかかわらず、すでに子どもたちからたくさんの笑顔を見ることができ、パートナーシップが培われてきているのを実感できました。
本校の児童会活動は子どもたちによる主体的な活動が特徴です。子どもたちが自ら考え、行動することを期待しています。4月に最高学年となった新6年生には、ぜひ率先して主体的に行動し、1~5年生の手本になってほしいと思います。
最後に、先生から健康面や安全面の注意事項が説明されました。万が一、災害等に遭遇してしまった場合の具体的な対処方法についても念入りに確認されました。
さあ、明後日はいよいよ交歓会。
2015年度最初の大きな行事です。
良い作品が生まれることも期待していますが、協力して造りあげる中で生まれるつながり、そのかけがえのないつながりをこの機会に育んでほしいと思います。
みんなの力を合わせて、有意義な活動にしてくれることを心から願っています!