6年 パワーポイントを使ってみよう

2012年12月20日

 6年生のメディアの授業でパワーポイントを使って発表資料をつくる学習をしました。

 こうき組は、2学期に総合学習で取り組んだ「人とつながり、未来へ生きる」という単元で学んだことを、人に伝えることを目的に作りました。インタビュー中に保護者の方にご協力いただきながら撮影した写真を利用して視覚的にわかりやすい資料を目指します。(他の2クラスは写真がたくさん用意できた、たいいく表現まつりについてまとめました。)

 パソコン上で写真データを扱うことは、はじめての子が多かったようです。拡大したり縮小したりすることがおもしろいようで、まずは遊び感覚でいじっていました。同じようにパワーポイントのアニメーションの機能などを、自分達でたしかめながら仕組みを学んでいました。

 パワーポイントの基本的な使い方などは教えましたが詳しい機能は説明せず、自身で見つけられるように仕向けます。子ども達がテレビゲームをやるときのように、説明を聞いたりマニュアルを読んだりするより、自分で機能を見つけ友達と教え合う方が覚えがはやいのです。

 子ども達の中には、休み時間に作りにくる子も何人かいました。おもしろいことにみんな男の子です。コンピューターの中で自分の思い通りに操作ができるのが楽しいのでしょう。

 さて3回にわたって作成に取り組んできましたが、何人か完成したので実際にプレゼンテーションをしてもらいました。大人のプレゼンテーションでもある、話をするときに画面ばかり見て伝わらない、文字を読み上げるだけになっている、アニメーションがありすぎて見にくい、などの課題がでてきました。

 しかし、聴いている人たちへ向けて自分の言葉をやさしく語りかけることができている子もいました。クラスメイト達が見つめる中、とてもしっとりとした雰囲気でプレゼンテーションが進み、思いが伝わる姿が見られました。また雰囲気だけでなく話のコンテンツも充実していて、聞き手のクラスメイトもとても興味をもったようです。

 課題はありましたが想像以上の出来のものもあり、すばらしいと感動しました。子ども達の力には驚かされるばかりです。子ども達には感想として、ノーベル賞を受賞した山中先生がアメリカでプレゼンテーションを学んだことがとても役に立っていて今の研究につながっている、という自伝にある話題を紹介しました。また、将来プレゼンテーションの技術を武器として役立ててほしい、ということを話しました。