朝の読書の取り組み

2013年4月18日

本年度より毎週木曜日の朝は、「朝の読書」を実施することになりました。子どもたちだけでなく、担任や校長もみんなで本を読みます。

聞いたり話したりする、書いたり読んだりするというのは、人間の成長に必要なもっとも大切な要素だと思います。

日本語は漢字と仮名がまじりあった独特な言語です。漢字は表意文字(文字が意味を表す)であり、仮名は表音文字(文字が音を表す)です。だから表音文字であるアルファベットだけの西欧や、漢字だけの中国とは違う日本語の特徴については、よく指摘されます。

例えば大人は平仮名だけの文を読むことが困難です。「たとえばおとなはひらがなだけのぶんをよむことがこんなんです。」こんな具合にです。これは平仮名だけの文章は、文字を一度音にしないと理解ができないからです。もちろん声に出さなくても内言として読んでいるはずです。漢字は見ただけで意味がわかる(仮名は多くの場合音にしないとわからない)という特徴があるのです。読むスピードが速い人は、漢字の部分からすばやく意味を読み取って理解しているということもあります。

それとともに、日本語の話者は多くの概念を漢字の表記と共に理解しているということもあります。「がいねん」とか「ひょうき」という言葉は、ほとんどの人が漢字の熟語として覚えたと思います。生活の中で聞いて覚えるということはあまりないでしょう。

ですから日本語をより理解したり、使えたりするになることは、何かをわかったり考えたりする力の源になると言われるのです。語彙を増やそうということも、このような理由からです。

読み聞かせや読書は、日本語の運用能力を高めるために必要な取り組みだと思います。訓練と言ってしまっても良いかもしれません。

といっても、まずは苦手意識をもたずに読書をして充実感を感じることが大切です。

ぜひ本の世界を楽しんでもらいたいと思います。