2019年度 交歓会

2019年4月23日


4月23日に交歓会を実施しました。
天候に恵まれ、暖かく過ごしやすいこの日は、出発時から子どもたちの気分も高まりを見せていて、活発な交流や素晴らしい作品が生まれそうです。

開会式ではまず、執行委員からの挨拶や校長先生からの話がありました。2019年度の交歓会の目標は「手と手を取り合って行動しよう」です。そして、作品テーマは「未来に残したい大切なもの」。一体どんな作品が生まれるのでしょうか。



小学校グラウンドを元気よく出発し、会場となる海岸へ向かう子どもたち。
6年生が1年生の手をひいて、一緒に歩く姿はいつ見ても微笑ましいです。

交歓会は今年度入学した1年生をお祝いしながらお迎えするとともに、1年のスタートを飾る行事です。1年生から6年生までの全ての学年で構成される“なかよし班”と呼ばれる班は全部で18班。どの班も6年生がリーダーシップをとって班をまとめ、最高学年としての自覚と責任を認識する機会にもなっています。この日までに児童会班のリーダーとして準備に一生懸命取り組んできました。



作品づくりが始まると、必要な量の砂を確保するために、全学年の子どもたちが砂を掘り始めます。みんな砂まみれになって夢中で掘り続ける様子は、交歓会恒例の光景です。また、海に水を汲みに行くことが禁止されているため、水が出るところまで掘り続ける班がほとんどです。この水は、砂を固めたり、装飾をするときにつかいます。




低学年の子どもたちは作業の途中でとまどうことや、重いものを持つことができなかったりするので、6年生を中心に高学年が目を配っておく必要があります。





残り時間わずかという頃、高学年の子が細かい箇所に手を入れていきます。水をかけて固める箇所、白い乾いた砂を使って明暗をつける箇所、指を使って線や点の装飾をする箇所など、みんなで協力してラストスパート。限られた制作時間にもかかわらず、細部までしっかりと装飾されたものが造られていく光景には、毎年のことながら驚かされます。


作品が出来上がると、自分の班以外の作品を見る時間です。

「これなんだろう」
「ここの班のはうまいね」
「うちの班と同じ感じだ」

いろいろな感想があちらこちらから聞こえてきました。他の班の作品を見て回り、自分の感性を磨く機会にしてほしいと思います。


砂の造形作品作りが終わると、班ごとにお弁当を食べます。その後、ビーチクリーンと班ごとにレクリエーションを行いました。交歓会の準備や作業を通して、子どもたちの関係が少しずつ深まっていくのがわかります。




湘南学園では「交歓会」のように、異年齢交流の機会を多く設け、縦のつながりを大切にしています。校内でも自然と声をかけ合える信頼関係は、活発な双方向コミュニケーションが期待されるだけでなく、上級生にとってはリーダーシップや思いやりを育む機会となり、下級生にとっては上級生から様々なことを教わる機会ともなっています。

今日の交歓会で深まった絆を大切に。そして、これからの学校生活がより豊かなものになることを願っています。