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月別 校長通信

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第821回 遠い中学時代をふりかえる(1)

2014年1月21日

私学の教員として、おおぜいの中学生や高校生と出会ってきました。遠い自分の中学時代や高校時代の体験も、時には一定の参考になることでした。
おりにふれてその体験から学び、考えていることを述べてみたいと思います。

 

東京都府中市の公立中学校に入った時、自分は頭が丸坊主でした。急に転居が決まり、小6時代を過ごした東京都台東区の公立中進学の条件から、髪の毛を3分刈りにしていました。入学式のわずか2日前に引っ越しを済ませ、誰も知り合いがいない状態で中学生になりました。背が低く、頭の大きい“異邦人”は、ひとり目立っていたことでしょう。

在校生は四方の住宅地と商業地から通い、私立中学に進む人たちも当時はごく少数でした。運動神経は良い方ではないものの球技が好きで、卓球部に入りました。中3の市民大会でシングルスがベスト8まで、ダブルスはペアの友人が強くて優勝しました。
それまで、自転車に乗れたのも、水泳で息継ぎが出来るようになったのも、普通よりは遅い方でした。運動コンプレックスを何度も感じましたが、「自分は卓球なら自信がある」という小さなプライドは支えになりました。小学生時代の大半を信州で過ごし、毎冬スケートに馴染んでいたので、スケートも得意な気持ちを持てていました。

 

 

特に男の子は、“自分にはこれがある!”という得意分野が何かあると、精神的に大きな救いになるという実感があります。自分の息子の場合には、それが将棋でした。
自分は、習い事や塾などに一切行ったことがありませんでした。幼い頃から何か習い事を続けてこられて、自分の看板スキルがあるような子は恵まれています。そうでない“普通の子”は、学校のクラブ活動が大きなチャンスだと思われます。中高一貫の私学なら、自分の選んだ部活動にじっくり取り組み、一生続けられるような興味とスキルの基礎を身につけてほしいものです。
教員の自分にとって、その願いは顧問を続ける将棋部の指導に託しています。