第820回 大学受験は長期間にわたる戦い

2014年1月20日

この土曜日と日曜日は、「大学入試センター試験」の当日でした。

今回のセンター試験には、全国で56万以上の高3生と浪人生が志願しました。この試験は、国公立大学の共通一次に相当する学力試験であるだけでなく、大部分の私立大学も選抜試験に利用するようになり、日本全国の一斉実施を受けて、毎年世間の大きな注目を集めています。
志願者数は昨年よりは1万数千人減りました。最後の“ゆとり世代”で、次回からの入試内容の変更を受けて、浪人はしにくい事情も指摘されています。交通事情や雪の影響や作業ミスから、開始時刻を延ばされたり再試験の措置を適用された受験生が今回も出ていて可哀想になりました。

 

湘南学園の高校3年生は、今年も全員に近い諸君が出願し、推薦入試で合格した諸君も受験する諸君が多数いました。大多数の諸君にとってこの受験がその後の連続受験の大事なスタートとなります。
高3の諸君は、12月の途中で通常授業が終わり「指定登校期間」に入っています。その後5教科諸科目の「高3冬期講習」が校内で開講され、年末年始も登校して自習に励む姿がありました。大晦日や元旦に自習登校した諸君が今年は約40名もいたそうです。先週は15~16日に「センター試験直前実戦演習」が行われました。学年の先生方は受験会場の最寄りまで最後の応援に行きました。本番に臨む諸君にとって何より大きな励ましになったことでしょう。

 

今日は高3の指定登校日で、センター試験の自己採点が行われます。それぞれの結果に一喜一憂もあるでしょうが、上手に気持ちを切り替えて、今後続く長い戦いに強気に臨んで欲しいと思います。人によっては3月の卒業式前後まで戦い続ける人たちもいます。実力を高め続けてほしいものです。
本日発行された高3学年通信【CHALLENGE】は、“センター試験から私大入試&国公立2次へ~現役は経験しながら伸びていく!!”のメッセージから始まっていました。「次なる勝負」の方に全精力を傾ける。経験は人を強くする。場を重ねて徐々に自分の力を発揮できるようになる。現役生は最後の最後まで伸び続ける・・・・・・力強い励ましが高3諸君の大きな支えになることでしょう。

いよいよ大学入試シーズンは本格化しました。高3諸君、そして浪人生諸君からの朗報が次々と届くことを期待し、エールを送り続けたいと思います。