「なにやるの??」 ~たいいくだより~
「水泳の授業が中止になったらどうしているのだろう?」
なんて思うことはありませんか??
中止となった時は、子どもたちからも「なにやるの〜?」と何度も聞かれます。
湘南学園のプールは屋上にあります。
天候に、授業の実施が左右されてしまうのは致し方なしといったところです。
水泳に限らず、体育の授業はいつも天気予報とにらめっこ。
水泳が中止となると、体育の時間になります。
ただ、いつもとはちょっと違うことも。
例えば…
先週、2回の水泳が中止となってしまった1年生は、
夏休みに水に親しむ活動が増えるであろうことを踏まえて「水辺の安全教室」を実施しました。
テーマは、「ルールを守って、楽しく水泳・水遊び」です。
スライドを見ながら、子どもたちにとって身近であろうプール・海・川に潜む危険など、
クイズ形式を交えて楽しく学びます。
講師は、水泳授業でもお世話になっている小川さんです。
小川さんの様々な問いかけに、前のめりになって答える子。
そして、子どもたちからの疑問にも丁寧に答えてくださる小川さん。
3㎝の水でも命を落としてしまう危険があること、注意しなければならない海の生き物がいること、
夏の2ヶ月で湘南学園の子どもたちよりもたくさんの人が水に関わる事故にあっていることなどなど…
聞きながら子どもたちの表情は、驚いたり怖がったり目まぐるしくクルクルと変わります。
知っている子が多かった、陸での困った119番。
大人も知らない? 海での困った118番。
世界共通「助けてサイン」
「助けてサイン」は、その場で練習!
さらに、命を守る為にできる方法の一つである水に浮く姿勢(背浮き)についてイラストと言葉で伝えます。
3年生以上では、「着衣泳」の授業を行い実際にプールで背浮きも挑戦します。
1年生は、次の授業で水に浮くイメージを作りながら実際にチャレンジしました。
まずは、小ホールの床で大の字になります。
そして、静かに水に浮かぶイメージを持ちながら、自分の命を守るため、
全身の力を抜いてゆっくりしっかりと呼吸をします。
その他にも、プールに入れたときのために!と、けのびの姿勢、ビート板の使い方、バタ足練習もしました。
水泳が中止でも体育の授業はなくしません。
水泳授業が始まっているこの時期からこそ身近に感じながら考えたり、水か苦手な子でもゆっくりと取り組めることがあります。
急遽できたラッキーな時間!なのです。