5年生の理科~植物について~
2023年5月12日
5年生は理科で植物の発芽や生長について学びます。
ある日の授業では、校舎の屋上にある畑の整理をしていました。乱雑に生えた雑草を抜いたのです。実は、ただ雑草を抜くだけでも、植物がどのようなつくりになっているのか知るチャンスです。例えば、土の上には葉や茎や花が見えますが、抜くと土に根っこが絡みついていることがよく分かります。
「根は、土から必要な水と栄養分を吸い上げる」「葉まで道管がつながり、蒸散が根から水を吸い上げる力を生む」というようなことをこれから学びます。雑草を抜くことも知識を得るために必要な体験なのです。
知ってか知らずか、働き者の5年生のみんなは一生懸命に、雑草と格闘していました。
別の授業では、植物の種を観察していました。立派に生えている植物も、多くの種類は種子から生長します。この種子が、どのようなつくりなのか細かく見てみるのです。
1年生ではアサガオを育てたり、2年生では夏野菜を育てたりしてきました。大きな植物も、こんな小さなものから育っていくことが不思議です。小さな中に、たくさんの栄養や仕組みをもっていることに気づきましょう。
そして、人は多くの種子を食べて生きています。植物が次世代に命をつなぐために溜めた、とっておきの栄養をいただいていることにも、ぜひ注目してもらいたいです。