5年生「雪の学校」NO.5(2024年度)

2025年1月23日

雲海での過ごし方を紹介します。たくさん遊んだ後に食事の時間です。準備には、食事係のみなさんが大活躍。配膳やいただきますの挨拶など子どもたちの手によって行われますした。二日間、おいしい食事をいただきました。

一日目の夕食後には新潟の自然についての講話を聞きました。講話のテーマは「雪国の里山の自然と暮らし」。講師は、キョロロの学芸員の方です。キョロロは十日町にある里山の自然を紹介する施設で、生き物などの生態展示もしています。雪壁を館内から観察できるのは日本でも唯一とのこと。話は、新潟と神奈川の気候の違いから始まりました。雪が数メートルも積もるような豪雪地帯に人がたくさん住んでいる日本は、世界的に見ても珍しいそうです。十日町では、一晩で115センチメートル降ることもあったと聞くと、子ども達は驚いていました。

十日町は、人間の生活が自然を生かしながら営まれているそうです。キーワードは、里山。持続可能な形で人間の生活と関わりのある森です。人が生活する場所の近くに豊かな森があります。

雪が降ることを前提とした生活を送る十日町の人たち。1年の3分の1は雪が積もっているのですから、雪をうまく利用しない手はありません。山に育つ山菜を食べたり、もちろんコメ作りに豊かな雪解け水は欠かせません。また、棚田などいろいろな種類の水場があることにより、生き物の宝庫でもあります。ある説によると、田んぼには数千種類もの生き物が確認されたそうです。多様な生物が住んでいるのです。豊かな自然環境について学びました。

ユネスコスクールとして持続可能な社会をつくるための教育を本校は大切にしています。子どもたちにとって大切な学びの機会でした。

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