5年生「雪の学校」NO.8(2024年度)

2025年1月27日

民泊でお世話になった皆さんとのお別れの後は、まつだい駅周辺で地域の文化を学びました。

「昔遊び体験」では、「石けり」と「宝引き」を教えてくださいました。石けりは、石に見立てたお手玉を的に落として得点を競うゲームです。宝引きは、当たりくじを引く遊びです。地元の人は銀杏をかけて遊んでいたと話してくれました。どちらも単純な遊びですが、子どもたちはとても楽しそうでした。雪に閉ざされる冬の時期は、家の中で楽しく過ごしているのですね。

「資料館見学」では、十日町の古い農家を移築した資料館で、農機具や生活の道具を見ることができました。本物の囲炉裏があり、その周りで生活の様子を資料館の方から聞きました。神奈川の現代的な住宅街に住む私たちとは違う暮らしぶりに子どもたちは驚くとともに、企画展示で神様が隠れている姿を見つけるアートも楽しみました。

「農舞台見学」では、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」を短時間ですが見学しました。「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設です。雪国農耕文化とアートについての展示が並び、子どもたちは見入っていました。

長かった旅行も、これでおしまいです。家族と離れて過ごした4日間。湘南とは全く違う環境で思いっきり雪遊びを楽しみ、雪の中の自然に触れ、実り多い日々を過ごすことができました。

改めて感じたのは、民泊がとても貴重な機会であること。この数年間、感染対策のため民泊ができませんでした。5年ぶりに体験した子どもたちの表情から、民泊にとても大きな価値があることがあらためて分かりました。高齢化により受け入れられる家庭が少なくなっています。そのため10年前と比べると、受け入れ家庭はより広範の地域にお願いするようになりました。ただ若いご家庭も積極的に立候補してくれるという話も聞きました。末長く、お世話になれればと思っています。ありがとうございました。

*お世話になったキョロロで活動を記事にしてくださいました。
キョロロ通信(公式ブログ)【冬の修学旅行】湘南からようこそ!スノーシューで冬の森探検

*民泊時の入村式として会場を利用させて貰ったり、子どもたちと交流させてもらった「まつのやま学園」で活動を記事にしてくださいました。
小中一貫校まつのやま学園 十日町市立松之山小・中学校 田舎体験交流 ようこそ湘南学園

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