5年生「雪の学校」NO.4(2014年度)

2015年1月22日

二日目は、朝に冷え込みましたが一日を通して天気に恵まれ、ダイナミックに活動することができました。

この日は、2つのグループに分かれスノーシュー体験とわら細工体験に挑戦です。この記事では、スノーシュー体験を紹介します。
 
スノーシューとは「かんじき」のことで、雪の上を楽に歩くための道具です。多くの子どもたちが初挑戦! 雪の世界を満喫できるということで、楽しみにしていました。

スノーシュー体験は、キョロロという施設で行います。まずは、インストラクターさんの紹介があって、「雪国の自然にふれてください」と話がありました。子どもたちも真剣に話を聞きます。

さっそく出発といきたいところですが、慣れないスノーシューを装着するのに子どもたちは四苦八苦。
インストラクターさんに手伝ってもらいながら装着!そしていざ出発です!
3メートル超の雪が積もる林の中に十名程度の班にわかれて入っていきます。それぞれの班にインストラクターさんがついて行動しました。

林の中に入っていくと、インストラクターさんの話を聞いたり、雪遊びに興じたり、それぞれの活動をしました。

ある班では、山の生き物について学びました。
「雪の中にも生き物はたくさんいる。例えば、うさぎの足跡や糞。うさぎ跳びの形に足跡が残っているよ。それから、りす、テンの足跡もあるね。キョロロの山は、一部は杉を植林して売っていたから杉林になっている。一部はブナを昭和初期に一斉に植えたものがそのまま育って、すらりとした美しい姿になっている。これは『美人林』と呼ばれているよ。雪が積もって美しい姿だね」と話があり、子どもたちは真剣に聞き入っていました。

 
他のグループは、スノーシューをぬいで歩く実験をしていました。
すると・・・「ズボッ」っと数十センチメートルも沈んでびっくり!
スノーシューがあると十センチメートル程度しか沈まないのです。スノーシューがあるだけで、とても歩きやすくなることに、みんなびっくりしていました。
 
「足跡のないきれいな雪の上をあるくことができて嬉しかった」
「スノーシューをつけると雪の上でも歩きやすかった」
「雪の上をあるくのは大変だったけど、がんばって歩いて楽しかった」
と感想をもったようです。

スノーシュー体験が終わって、キョロロの中の企画展示も見てまわりました。題は「隣の動物たち展」。これが子どもたちのハートをわしづかみしました。「イワナ」「カエル」「サンショウウオ」などが展示されていて、興味津々の様子で見ていました。

また、建物にはタワーがあり、そこに登りました。中の階段がとても暗くて怖々とあがると、すばらしい景色を見ることができました。

最後にインストラクターの方に、お礼を言ってここでの活動はおしまい。

昼食は、キョロロで(辛いけど)おいしいカレーをいただきました。キョロロでは、毎年の最大積雪量が展示され、そして予想コーナーもありました。ある子は“いただきます”の直前まで、過去20年間の積雪量の平均値を出し、予想クイズに挑戦しました。計算の結果は341cm。今年はすでに300cmを超えています。予想が当たるといいですね!

越後松之山森の学校キョロロ – 十日町市立里山科学館のホームページ