5年生「雪の学校」NO.5(2014年度)

2015年1月22日

2日目のプログラムのもう一つは、わら細工体験でした。

十日町のおじいちゃんおばあちゃんから、わら草履の作り方の手ほどきを受けました。

子どもたちは、普段触る機会のない“わら”を手にして、四苦八苦しながらも作り方を少しずつ教わりました。左右にわらを編んでいきます。最初は難しいと感じていた子どもたちでしたが、作っていくうちにコツをつかんでいきました。

雪の学校がはじまって4年目となります。おじいちゃんおばあちゃんたちも、毎年気合十分に子どもたちに教えてくださいます。毎年、小学生に教える経験を通して、おじいちゃんおばあちゃんたちの教え方も洗練されてきました。一生懸命におじいちゃんが説明してくれる姿を、子どもたちは真剣なまなざしで見つめていました。親指に縄をかけて編んだわらを手前に引っ張るおばあちゃんの力強さに驚いていました。はなわの部分は難しいので手伝ってもらいましたが、仕上げのハサミで形を整える作業を含めて、ほぼ自分の手で草履を完成させました。

自分で道具を生み出す喜びがあるのでしょう。コツをつかむのがはやい子は、飽きることなく3つ目を作り始めるなど、作業を楽しみながら取り組めました。

子どもたちは、形は不揃いであったり、足のサイズに合っていなかったりしますが、草履に深い愛情を抱いたようです。

大切な記念の品になりました。

*掲載している写真ですが引率の役割分担の都合により、クラスやグループに偏りがあります。ご了承ください。