5年生「雪の学校」NO.6(2014年度)

2015年1月23日

2日目の夜は、夕食を食べてから入浴とクラスミーティングとお土産購入の時間です。

お土産の購入では、決められた金額のうち、上手な買い物になるように自分なりに考えながら購入していました。

嬉しいことにお土産屋さんから「いい生徒さんばかりですね」とほめられました。子どもたちが「どんなものがおすすめですか?」と質問したり、答えたときに「ありがとうございました」と挨拶したりする姿が、礼儀正しいとのことでした。
 
クラスミーティングでは、民泊に向けての最終確認をします。出会いのときのあいさつや、各家庭での過ごし方、最終日のお別れ会の仕事の確認。あらためて子どもたちは、気を引き締めた表情に変わりました。
荷物と心をしっかりと整理して、三日目に備えます。


迎えた、民泊の日。
まずは宿舎を出発するので、「ちとせ」の方々に、感謝の気持ちを伝えました。

そして、出発前にこんな話をしました。

「民泊は、お客様として行くわけではない。生活をさせてもらう貴重な機会である。わがまま言わず、礼儀正しく過ごすこと。そして、雪国の生活を思いっきり楽しむとともに、積極的にお手伝いさせてもらうなどをして学んでくること」

宿舎から松代地区と松之山地区に分かれて出発をします。それぞれバスに乗り込んで、お迎え場所まで行きます。
 
「どんな人たちが待っているのだろう?」
「どんな雰囲気の家庭なのだろう?」
 
大きな期待と少しの不安で、ドキドキワクワクしながらバスに乗り込みました。

担任や引率の教員は、手分けして民泊先のご家庭に子どもたちを預けていきます。出会いの瞬間、子どもたちの緊張と期待感を織り交ぜた表情で丁寧にあいさつをしていく姿がとても印象的でした。

教員ができることは、そこまで。
各家庭へ向かうことは止められています。
楽しいことも失敗もある。
子どもたちと受け入れてくださるご家庭だけの時間を尊重し、成長の糧となる何かを得てきてくれることを願っています。
 
どんな体験をして、どんな表情をして、明日、帰ってくるのか・・・今から楽しみです!!