6年生修学旅行 vol.8(2016年度)
修学旅行3日目も、たいへんさわやかなお天気に恵まれました。
朝食をいただいた後、グループ毎にタクシーの運転手さんにご挨拶して、タクシー行動に出発です。
出発前の玄関には、みんなの体調を気遣う看護師さんのメッセージが書かれていました。
校長先生も添乗員さんも担任の先生も、見送るだけで誰も子どもたちについて行きません。前夜のクラスミーティングでは、グループメンバーで協力して、タクシー運転手さんに相談しながら、自分たちの責任で有意義な一日にしましょうと、ルールの確認をしていました。
引率の先生方は京都市内各地に待機して、不測の事態に備えました。
清水寺の入り口で待機していると、聞こえてくる会話の半分以上がアジア系の言語(ほとんどが中国語?)です。国際都市・京都では、グローバル化がものすごい勢いで進んでいることが実感されました。
時折通り過ぎるオレンジ帽子の学園小学生たちは、タクシー運転手さんの説明をよく聞いて、じっくり境内を見学してお参りしていました。
余談その1 昨日までの奈良のお寺でも見られましたが、京都の清水寺でもあちこちで改修工事が進行中でした。何百年もの時代を経て伝えられてきた文化財は、ただ何もせずに存在してきたわけではなく、その時代その時代の人々が日々更新の努力をを繰り返して、今ある姿を維持してきたことがわかります。
余談その2 清水寺の入り口で待機していたときに、数人の小学生グループから「ぼくたちは福井県の○○小学校からきました。インタビューに協力していただけますか?」と声をかけられました。「どちらから来られましたか?」「神奈川県です」「福井県で有名なものは何だと思いますか?」「メガネかな?」…といったやりとりのあと、「ご協力ありがとうございました。これはぼくたちが福井県についてまとめたものです。どうぞ」といって、手書きのリーフレットを手渡されました。福井県と自分たちの地域で自慢できるものを上手に紹介したものです。
学園小学校の6年生たちは、修学旅行でたくさんのことを学んで修学旅行記にまとめていますが、次のステップとして、自分たちの湘南地域を日本中、世界中の人たちにアピールするという課題へのヒントを教えてもらったような嬉しい出会いでした。