2017年度 雪の学校4

2018年1月19日

雪の学校3日目は、3月並みの暖かさという気候でした。ニュースでは首都圏でも霧の朝だったようでしたが、宿の窓からは麓の霧を山の上から観察できました。

先週の大雪で新潟のJR信越線の電車が止まったという報道がありましたが、地元の方にお話を伺うと、例年大量に雪が積もるのは新潟でも山沿いの地域で、先週降ったのは「里雪」といって、普段それほど積もることのない平地に大雪が降ったために、除雪に手間取って交通機関などに乱れが生じたとのことでした。

こちらのまつだい地区や松之山地区の除雪作業の様子は落ち着いたもので、今年は例年より積雪も少ないらしく、120センチ程度の積雪では交通機関はびくともしない印象でした。朝から民泊先のお宅に子どもたちを送り届ける道中でも、何度となく除雪作業の現場とすれ違いました。ほくほく線といい、鉄壁の除雪作業といい、冬場の交通インフラを確保するための努力は、数センチの積雪で大騒ぎになる首都圏の住人には想像もつかないものだと思われました。

今日は春先を思わせるような暖かなお天気の中、民泊先の皆さんがお宅の軒先や、最寄りの集合場所まで自家用車で乗り付けて、子どもたちを迎えてくださいました。おじいちゃんおばあちゃんが帰省した孫をかわいがるようにかいがいしく世話してくださる様子を見て、本当にありがたい思いでした。中には、前日のわら細工でお世話になった方もいらっしゃって、子どもたちとどんな再会を果たしたのか、お土産話を楽しみに待ちたいと思います。