5年生「雪の学校」NO.3(2019年度)

2020年1月23日

 雪遊びを終えると、入浴と夕食の時間。たくさん遊んだ後に、あたたかいお風呂で暖まりました。夕食の準備には、食事係のみなさんが大活躍。配膳やいただきますの挨拶など子どもたちの手によって行われます。おいしい夕食をいただきました。

 夕食後は「昔遊び・昔話」の時間です。まつだい地区のおじいさん、おばあさんとの出会い。一人ひとり自己紹介をしてくださいました。子どもたちも、じーっと見つめます。そして、それぞれ6つのグループに分かれて、昔話を聞いたり、遊び方を教わったりします。おじいさんやおばあさんたちの言葉は、私たちが普段話している言葉と、少しずつ違います。でも方言で語ってくださるメッセージは、子どもたちへの優しさにあふれています。

 昔遊びでは、お手玉を使っての「石けり」や「宝引き」、「坊主めくり」と様々な遊びに挑戦しました。雪に閉ざされる冬の時期は、このような遊びを通して家の中で楽しく過ごしているそう。「宝引き」は、一人の親と何人かの子に分かれて、一つのあたり札を取り合うゲーム。単純な遊びですが、子どもたちはとても楽しそうでした。

 今回、方言を教えてもらいました。ありがとうという意味の言葉を「わりっけのー」と言うそうです。「お手数をおかけして悪かったですね」というニュアンスだと思います。「わりっけのー」と言われたら、返事としては「そっけんごとねー」と返すそうです。「そんなことないですよ。気にしないでね」という意味でしょうか。実際にやりとりを見せてもらって、子供たちも真似してみました。まつだいのお母さんたちも「女優になった気分」と楽しそうに教えてくれました。

 これからの時代、グローバル社会の中で「多様性」ということから学ぶことが大切だと思います。ただ、それは別に外国の方と英語で話すということにかぎりません。日本の中でも、気候が違ったり、言葉が違ったり、多様な文化や社会があります。そういうことからも、子供たちには学んでほしいなと思っています。それから、荷物の片づけなどして、就寝の時間。充実した一日目でしたね。