韓国英語村 3日目

2014年7月27日

3日目は、ファストフード店、ダーツゲーム、消防署、身体測定、マジックⅡの授業と夜のファッションショーに参加しました。

1時間目、映画館の入り口に設定されたファストフードのスタンドが授業場所になっています。
まずは、ハンバーガーの具材を、自分好みにカスタマイズ。
次に、お店にありそうなメニューを英語で教えてもらいました。カタカナでも通じるものと、フライドポテトなど、日本でしか通じない呼び方のものがありました。
今度はみんなで輪になって、ひとりずつちがうメニューを次々に答えていくゲーム。絵カードもヒントもなしに、記憶を頼りに単語を発音していくので、難度が少し上がります。
こんな風に、少しずつボキャブラリーを増やしていったところで、いよいよ店員さんとお客さんのスキット。大きなドル札の見本も出てきて、雰囲気満点です。
店員さんのセリフには、「お飲み物はいかがですか?」「お持ち帰りですか?」なんて、日本でもおなじみのフレーズが出てきます。会話の例文が書いてあるボードがあるのですが、英文が読めない子はかなり苦戦。笑顔の接客ができるには、かなり練習が必要そうでした。ここでも、オーダーと違うジュースを出した店員さんにクレームが出る展開に・・・。
接客が上手だった子がボーナススタンプをもらって、レッスンが終了しました。

3時間目の消防署では、消火器の使い方を習ったり、火事の現場を再現した真っ暗な部屋を避難したり、119番通報の電話のやりとりを練習したりしました。セリフの練習となると、どうしても英文の読みの力が求められます。先生に文を短く区切って口移しで教えてもらって、ようやくセリフが言えていました。

午後のマジックⅡは、トリック(手品)がテーマだったのですが、最初の自己紹介の様子を聞いていた先生から、こんなアドバイスがありました。
「英語の話し方には、音楽の楽譜のように抑揚(高い、低い)があるよ。そして、楽しい言い方、怖い言い方のように、感情を込めて話すことも大事なんだよ。」
英語話者から見ると、確かに日本人の話し方は一本調子で、どんな気持ちで話しているのか伝わりづらいのだろうなーと感じました。
本題のトリックの授業では、とんちやなぞなぞ、パズルのような問題や、数字の不思議な計算、カードマジックなどを教えてもらいました。日本に帰っても、友だちに教えてびっくりさせることができるかもしれません。

夕食後は、韓国の子どもたちのチームといっしょに、新聞紙で作るファッションショーのワークショップで楽しみました。湘南学園小中学生合同チームで韓国のチームとファッションセンスやパフォーマンスを競います。
去年の湘南学園チームもなかなかの出来栄えでしたが、今年はさらにオリジナリティに磨きがかかっていました。男子の発想力が奇想天外!
なんと、ちょんまげとふんどしでお相撲さんスタイルを再現。もうひと組は鎧と兜でサムライを表現。女の子たちは着物スタイルを上手に短時間で仕上げていました。
最後のファッションショーのパフォーマンスでは、恥ずかしさがあったのか、せっかくの土俵入りが後ろ向きになってしまったり、いまひとつアピール力に弱さがあったようです。どんどん前に出てきてモデルウォークを決めたり、ダンスパフォーマンスができてしまう韓国のチームに総合得点で競り負け、惜しくも優勝は逃しました。が、先生たちからも韓国の子どもたちからも、大きな拍手が贈られていました。
レッスンの合間に友だちになったという韓国の男の子たちと、中学生たちはハイタッチをしながらあいさつをしていました。

あっという間に3日間が過ぎ、明日の最終日を残すのみです。