英語村3日目
8月15日
英語村での生活も3日目となりました。今日も午前・午後合計で7つのレッスンプログラムと、夜のパフォーマンスプログラムで、もりだくさんの1日です。
電話ボックスで電話をかけたり、音楽室で楽器を演奏したり、ダンススタジオで体を動かしたりと、実際にその場で使う単語を先生から口移しで教えてもらってその場ですぐ使います。3日間ずっとそんな授業を受けていると、ネイティブの先生の説明が何となく聞き取れてくるから不思議です。
いろいろなレッスンの中で、弱点も見えてきました。それは、メッセージカードを書いたり、ディクテーションの授業で先生の発音する単語や文を聞き取って文字で書く分野です。中学生は普段の授業で、アルファベットから単語や文の読み書きへと学習を進めています。が、小学生はどうしても、先生の発音を聴き、まねをして話すことが中心の英語の授業となっています。もちろんアルファベットや単語を書く練習もしてはいるものの、いきなり文を書こうとしても、スペルが出てきません。聴く、話す、読む、書く、という4技能をバランスよく身につけるには、普段からの地道な努力が必要だとあらためて感じさせられました。
夕食後、韓国の子どもたちと日本の子どもたちが一堂に会しての、大パフォーマンスイベントが開かれました。
韓国の子どもたちは、ほとんどが小学生。見たところ低学年の小さな子が、大流行のカンナムスタイルを元気よく歌って踊ると、会場中がダンスフロアのような盛り上がりに。他にも、縄跳びのパフォーマンスやK-POPのアイドルグループそっくりのダンスチーム、コミカルなコントなど、どんどん積極的に舞台に上がる子どもたちのパワーに、現在の韓国の勢いを感じました。そんな中、湘南学園の小学生・中学生のパフォーマンスも、まったく彼らに引けを取らない見事な発表でした。中学生の男子たちは、「燃えよドラゴン」のテーマ曲をBGMに、アクションパフォーマンスを披露して大喝采。小中学生女子のバレエチームは、花のワルツの曲にあわせて優雅な踊りを披露。会場中が息をのんで見とれていました。そして圧巻は、小学生と中学生のダンス混成チーム。ジャクソン5の軽快な曲に乗ってキレの良いヒップホップダンスを発表。さらに、小学生チームは沖縄の衣装に着替えて「エイサー」を元気よく踊ってくれました。これには韓国の子どもたちも大喜び。最後の成績発表でも、何とカンナムスタイルの女の子に続いて第2位を獲得して拍手喝采、ご褒美のプレゼントをゲットしました。
大人の世界だと、今日8月15日は日本では終戦記念日、韓国では独立記念日という微妙な意味合いの1日です。しかし、未来を生きる子どもたちが、こんな風に直接お互いの文化に触れて、お互いを尊重し合える体験を積み重ねていることが、これから大きな流れとして両国の発展に寄与してくれることを願わずにはいられません。