2023 6年生 修学旅行#3 〜金峰山寺・蔵王堂・本日のお宿、竹林院へ

2023年6月7日

飛鳥を出た私たちは、バスの中で軽食タイムです。昼食が早かったため、各自で用意したものをモグモグしました。

そうこうしているうちにバスは吉野の山に入っていきます。

吉野山の下千本駐車場でバスを降りると、傘をさしながら列をつくって金峰山寺・蔵王堂を目指します。

しばらく上り坂を歩いていくと、大修理中で姿の見えない仁王門に辿り着きました。こちらの金剛力士像(仁王像)は、奈良国立博物館に出張中。何と造立以来、初めてのことだそうです

仁王門の脇から蔵王堂まではもう少し上り坂を歩く必要がありましたが、階段を上がって見えてきた蔵王堂のスケールには、何度見ても圧倒されます。日本で2番目に古くて、2番目に大きい木造建築だそうですが、2番目なんて関係ありません。

お堂を支える大きな柱は、豊臣秀吉や徳川家康が吉野を訪れた頃と変わらずに存在しているので、ひょっとすると秀吉や家康も触ったかもしれない、いう話を聞いて、歴史に想いを馳せながら柱に触れている人もいました。

残念ながら秘仏・金剛蔵王大権現の三仏を拝見することはできませんでしたが、金峰山寺や金剛蔵王大権現の縁起を伺ったり、修験道の山伏の通信手段でもあった法螺貝の音色も聞いたりと、特別な時間を過ごすことができました。

金峰山寺・蔵王堂を後にした6年生は、再び傘をさして上り坂を歩き続けます。

上り坂を1kmちょっと歩き続け、やっと本日のお宿・竹林院に辿り着きました

竹林院は、元々は吉野山にある宿坊です。ここの庭園「群芳園」は千利休の作庭で、大和三名園に数えられているそうです。その歴史は飛鳥時代まで遡ることができるそうで、中世には西行、近世には豊富秀吉、現代には与謝野晶子いった著名人が滞在しています。館内には狩野元信の屏風「夏冬芭蕉」や秀吉が吉野に観桜に訪れた際の茶弁当をはじめ、数多くの絵画・美術品が展示されています。

お宿に着くと、さっそく色々な準備が始まります。大きな荷物を受け取り、貴重品などを預けて各自の部屋へ。ほっと一息ついた後は夕食・入浴と続き、消灯時間を迎えました。

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