始業式で伝えたこと&新入生歓迎会

2026年4月11日

 4月9日(木)には中2以上の生徒たちがアリーナに集まり始業式が行われました。校長の話にはじまり、教員紹介、生活指導主任・ICT主任・企画主任からの話、そして、部活などで頑張った生徒たちの表彰といった具合に進みました。1時間ほどの時間がかかりましたが、生徒諸君は皆、しっかりと聞いてくれていました。
 午後からは新入生歓迎会が行われました。新入生歓迎会実行委員の在校生たちが工夫を凝らした様々なイベントで盛り上げてくれて、新入生たちの緊張もかなりほぐれたようです。こうやって「湘南学園生」が形作られていくのだなということを改めて実感しました。

 今日は、始業式で話した内容を紹介したいと思います。

 年度の初めにあたり、一番伝えておきたいことをお伝えします。
それは、湘南学園は「ユネスコスクール」である。ということです。中高は2013年からそうなのですが、昨年、幼稚園も小学校も加盟して、系列の幼・小・中高すべてが「ユネスコスクール」になりました。これは全国でも初の例であるということです。
 そもそも「ユネスコスクール」の「ユネスコ」とは何かというと、第二次世界大戦終結直後の1946年に設立された「国連教育科学文化機関」という国連の機関の一つです。教育・科学・文化を通じて、国際平和を実現させようという目標を持っています。
「ユネスコスクール」は、その「ユネスコ」の掲げる理想を実現しようとする学校ということです。
そして、特に日本では、ユネスコスクールは、「ESDの推進拠点」であると位置づけられます。
 では、ESDとは何か。それは「持続可能な開発のための教育」のことです。
つまりは、「持続可能な社会の創り手」を生み出していくための教育がESDであり、そのESDを推進していく学校が「ユネスコスクール」なのだということです。
湘南学園では、「日常のすべてが学びである」という理念のもと、「湘南学園ESD」の充実をはかろうとしています。
「学び」というと、「授業」のことがすぐに思い浮かぶかもしれませんが、授業以外でも、自分が興味・関心や疑問をもち、それを調べてみようと思った瞬間に「学び」は発生します。
湘南学園の授業や総合学習、学校行事や部活、さらにはプロジェクト活動、そして、日常のちょっとした気づき、にいたるまでの全てが「学びのタネ」なんだと考えてください。
その「学びのタネ」を、自分から積極的に自分のものにしていこうという行動をしてこそ、「学び」が自分を成長させてくれます。
たとえば、「何となく授業を聞いているだけだと、何かが身についたという気はしない」という経験はあるのではないでしょうか。
それは、授業という学びのタネがあるにもかかわらず、自分から積極的に自分のものとしていこうという行動をしていないから、何も身についていないということになるわけです。
逆に、「自分から積極的に授業の内容を理解しようとしたら、しっかり分かった」とか「道に落ちていた葉っぱのカタチが気になったので、図鑑で調べたら〇〇という珍しい植物だった」とか「いつもその前を通っているお寺の歴史を少し調べたら、意外と深い歴史があることが分かった」とか、何でもいいんです。自分から行動を起こしてみてください。
その積み重ねによって、知識が増え、教養がつき、フェイクニュース(嘘)などに惑わされず、自分の頭で判断できて、自分らしい人生を送ることができる人間になれるはずです。
そんな人間こそが、「持続可能な社会の創り手」になれるのであり、ユネスコスクールである湘南学園が育成したい人間像ということになります。
ちょっとまわりくどい言い方になりましたが、要は「自ら学ぶ意欲を持つ生徒」になってほしいということです。
何かが目の前に現れたとき、それをスルーするのではなく、まずは一歩踏み出してつかまえてみるという意識をもって、新年度の生活をスタートしてもらえたら嬉しいです。そこにこそ、成長のカギがあります。
今日は、そのことを伝えたいと思い、お話しました。それでは、今回は、これで私の話を終わります。