剣道の授業で大切にしていること

今回は「剣道」の授業での、生徒たちの素敵な成長の様子をお届けします。
剣道の授業と聞くと、防具を身につけて激しく面や胴を打ち合う姿を想像される方も多いかもしれません。しかし、湘南学園の剣道の授業では、防具はつけません。激しい打ち合いをすることが目的ではないからです。
では、何に重きをおいているのか。
それは、「礼法」と「武道の心得」です。
もちろん、基本的な面の打ち方などの技術も練習しますが、それ以上に「礼に始まり、礼に終わる」という武道の精神を、身体を通して体感することを大切にしています。
中学1年生は普段はエネルギーにあふれ、いつも元気いっぱいです。ですが、授業の始まりを告げる「気を付け・着座・黙想」の合図がかかると、空気は一変します。
背筋をピンと伸ばし、目を閉じて自分の呼吸に集中する生徒たち。
さっきまでの賑やかさが嘘のように、サブアリーナが静寂に包まれます。わずかな時間での黙想ですが、自分自身の「心を整える」という大切な習慣が、少しずつ身についていきました。
剣道の実施期間終盤では、これまでの集大成として実技試験を行いました。
試験内容は、「一人ずつ、試合開始の所作から終了の所作までを覚えて正しく動くこと」。
生徒たちにとっては、想像以上の緊張感だったと思います。
しかし、いざ試験が始まると、誰もが覚えた所作を一つひとつ本当に丁寧に、心を込めて行っていました。そして、基本である「三挙動の面打ち」では、緊張を吹き飛ばすような「めーーーん!」という元気いっぱいの声が響き渡りました。
一人ひとりが緊張に打ち勝ち、堂々とやり遂げた姿を見て、学年教員として大きな成長を感じました。
剣道の授業を通じて学んだ「ここぞという時に心を整える力」は、これからの学校生活や日常のあらゆる場面でも、きっとみんなの支えになってくれるはずです。
これからも心と体を健やかに育む体育の授業を目指して、生徒たちと一緒に全力で取り組んでまいります!






