学園祭テーマ「BouquEt」について思うこと
校長室の外では、学園祭の準備にいそしむ生徒たちの声が楽しそうに響いています。
すでに、この学園祭のテーマは「BouquEt」<ブーケ>であるとお伝えしましたが、このテーマを聞いた時に、私の頭に浮かんだ言葉がありました。柳宗悦(やなぎ むねよし:1889~1961)という人の言葉です。
「野に咲く多くの異なる花は野の美を傷めるであろうか。互いは互いを助けて世界を単調から複合の美に彩るのである」
この言葉は、中見真理著『柳宗悦―「複合の美」の思想』(岩波新書)の中に載っていて知りました。この本の紹介文を載せておきます。
「民芸運動の創始者として知られる柳宗悦。その生涯は、政治経済的弱者やマイノリティに対する温かい眼差しで一貫している。それはどのような考えからきたのだろうか? それは、『世界は単色ではありえない』という確信に由来するのではないか。文化の多様性と互いの学び、非暴力を重視し続けた平和思想家としての柳を浮彫りにする。」
この言葉は、「BouquEt」<ブーケ>の考え方、さらに湘南学園の理念とも重なり合うように思いました。「複合の美」・・・素晴らしい言葉だと思います。
柳宗悦は、白樺派のメンバーです。白樺派といえば、鵠沼とは切っても切れない縁があります。そのあたりは、また別の機会に記してみたいと思います。
「BouquEt」<ブーケ>という言葉は、ここ鵠沼の湘南学園において、出るべくして出てきた言葉なのではないかと思いました。







