イングランドセミナー 2日目

2015年3月26日

 今朝は、引率者の僕の不安をすっかりと払拭してくれる生徒達の笑顔との出会いから1日がスタートしました。セントジェームズスクールに、自家用車やバス、徒歩などで、それぞれのホストファミリーといっしょに、生徒達はセントジェームズスクールに登校して来ました。生徒達は、待合室の図書室に入ると、「昨晩すぐには眠らずに12時頃までずっとしゃべっていたんですよ!(ナナ)」「すっごく楽しかったんです。ホストファミリーが言っていることが何となく分かるんです!(ミカ)」「来る前に送られてきたホストファミリーの情報が少なくて不安だったけど、実際に行ってみると、全然不安を感じるなんてことがなくて、 すごく良かったです!(グン)」などなど、イングランドに来て良かったという声が、いきなり英国到着2日目の朝に聞くことが出来ました。不安だった英会話も会話のキャッチボールが出来ないわけではないという実感を生徒達が持ってくれたようで、とても良いスタートが切れました。
 
 生徒みんなが登校を終えた後、セントジェームズ校での国際交流のコーディネイターのヘレン先生、EFL(= English as a Foreign Language)のアンドリュー先生とジル先生、ホストファミリーコーディネイターのスレーザさん、バディーを組織してくれたクレア先生を生徒達に紹介させてもらいました。その後、副校長先生から、ウェルカムのご挨拶を戴きました。そして、いよいよクレア先生から、バディーの生徒と湘南学園の生徒一人一人の名前がコールされ、バディーの生徒とのご対面となりました。みんなワクワクしながら、このセントジェームズ校の生徒達との出会いを楽しんでいたようです。
 
 バディーの生徒達は、湘南学園生をそれぞれのクラスの朝のHRに連れて行ってくれました。また、それが終わると、図書室で少し歓談の時間を作ってくれました。同世代のイギリス人とおしゃべりするのは、これが初めての経験となった生徒がほとんどでしたが、みんなこの会話のキャッチボールに何とか参加しようと頑張る様子が手に取るように伺えました。
 
 8時55分から1時間目が始まりました。生徒達は、高校生中心のアンドリュー先生のEFLと中学生中心のジル先生のEFLのクラスに分かれました。オッシー・ヨータ・ハヤト・みのリン・ミレコ・タカラは、中学生ですが、アンドリュー先生のちょっとハイレベルな授業でやっていくことにチャレンジしてみることになりました。頑張れ!中学生!
 
 授業のやり方は、普段40名前後の生徒と一緒に講義形式の授業を受けている生徒達にとっては、とても興味の持てるものであったようです。みんなとても積極的にこのオールイングリッシュでの授業に参加していました。授業の中での話題は、例えば、イギリスの歴史に触れながら、産業革命(Industrial Revolution)や英国上院(The House of Lords)や英国下院(The House of Commons)などの実はすでに学習したことのあるような英単語が生きた単語として飛び交いました。イギリスの歴史や地理を英語を使って学ぶって本当に興味深いですよね。1時間の授業の最後には、その時間の復習として、授業内容を確認するための質問が生徒達に投げられていましたが、みなそこそこその内容を理解出来たようで、英語でちゃんと答えていました。若い青年達の順応力と吸収力は、本当にすごいですね!
 
 イギリスの学校と日本の学校とは、様々な面で異なっています。その違いの1つが、リセスです。これは、午前中に設けられた30分程の中休みで、この時間では、生徒達は、お菓子や果物などの軽食を食べたり飲んだりすることが出来ます。この時間は、湘南学園生にとっては 、さらにイギリス人の友達を増やすチャンスです。一緒に写真をとったり、持ってきた扇子をプレゼントしたりしながら、このリセスの時間を楽しんでいたようです。
 
 今日の最後の時間に行った校舎見学では、校舎内に飾られた様々な生徒の芸術作品の多さに、学園生達はびっくりしたに違いありません。また、彼らが「こんなの日本には絶対ないよ!」といって興味を示していたのが、階段に掲示された数学の関数の公式です。サインやコサインやタンジェントなどの三角関数や対数関数の公式が、いつでも生徒達の目に写るようにかわいらしく工夫されて展示されていたんですよ。校舎案内をしてくれたアンドリュー先生は、元セントジェームズ校の先生でした。しかし、アンドリュー先生が、セントジェームズ校に勤められていた時、この学校は、別の場所に校舎があったそうで、今ある校舎は、3番目に移ってきた場所での校舎なんだそうです。公立学校なので、キャンパスが3回も代わるなんて、日本ではあり得ないことですよね。また、校舎や敷地内のグラウンドや庭を眺めると、日本の立派な私立学校よりも素敵な施設であったことも、生徒達にとっては驚きだったかと思います。
 
 校舎見学を終えて、生徒達の下校時間となりました。セントジェームズ校での研修初日は、生徒達にとってとても刺激的な1日となったことと思います。