2015年度 オーストラリアセミナー3日目

2015年7月22日

 今朝は、真冬の晴れ間が広がるフレッシュな朝を迎えました。生徒達は、バスや自家用車で、各々のホストバディーと一緒に、15名皆元気に登校して来ました。

 1校時目は、ノックス校の素敵な講堂でのウェルカムレセプションを催してくれました。なんと、そこには、わずか2日前から中期留学をスタートさせたサキコとカナルも一緒に参加してくれました。レセプションの司会進行役は、今回の僕達のオーストラリアセミナーのプログラムやホームステイをコーディネイトしてくれているティナ先生です。ティナ先生が、マイクを持つと、講堂に来たノックス生達は、一斉に私語をピタリとやめて、彼女に集中しました。ノックス生は、教室外では、本当に愉快でにぎやかにやっていますが、いざ、集会や人の話を聞く時になると、オンとオフをしっかりと入れ替えて、集中するんですよね。

 レセプションでは、アラン学園長先生とピーター副学園長先生のお話を聞いた後、昨年度に引き続き、今年の9月にも湘南学園にやって来るダイナとジョッシュのスピーチがありました。湘南学園からも、生徒を代表してメイヴとミサキがしっかりと英語で挨拶してくれて、ここノックス校に来れて本当に良かったという嬉しい気持ちを伝えていました。

 スピーチが終わると、ノックス生からは、クラシックギター、トランペット、そして、最後にパーカッションによるパフォーマンスを披露してくれました。ここノックス校では、生徒は必ず一人最低1つの楽器を演奏出来るように教育プログラムが組まれています。とてもうらやましいですね。湘南学園生からは、「COSMOS」の合唱をカナルやサキコも加えて披露しました。毎年毎年ノックスで歌わせて戴いている曲なのですが、いつ歌っても、学園生の歌声は、その旋律の美しさと相まって、ノックスの生徒や先生方、そして、ウェルカムレセプションに参加してくれたホストファミリーの心をゆさぶってくれます。今回もとても素敵な歌声が、講堂に響き渡りました。

 これらの出し物が終わると、バディーが紹介され、ジュースやコーヒー、クッキーやチップスを食べながら、和やかに彼らとのおしゃべりタイムが始まりました。今日が実質のノックスでの研修の初日にも関わらず、学園生達は、果敢にノックス生とのチャットに飛び込んで行っていましたよ。そして、午前中の2時間目と3時間目の間リセスと呼ばれる中休みや、今日はノックス校でアレンジして戴いたピザでのランチタイムなどでは、一緒におしゃべりしたり、グラウンドにサッカーをやりに行ったり、校舎をいろいろとあちこち散歩したりしながら、すっかりノックス生に溶け込んでいました。いやぁー、是非是非こうした彼らの様子をお父様やお母様にも見てもらいたいと、無理なことではあるのですが、実感した次第です。

 今日のESL(英語の勉強)は、小学校4年生と、1年生に入る前の準備段階の児童達(幼稚園の年長)のクラスで行いました。小学校4年生のクラスでは、今週の木曜日に遠足に行くバララットという場所についての事前学習でした。ここには、すでに、この小学4年生が2泊3日でキャンプした所で、そのキャンプで得たことを彼らは何とビデオにまとめてプレゼンテーションを作っていたのでした。そのプレゼンを見させてもらったり、児童一人一人が、バララットについて説明してくれたりしてくれたのですが、英語のリスニングトレーニングとしてとても有効であっただけでなく、オーストラリアの歴史の一部を知るとても貴重な機会となりました。

 幼稚園生とのESLでは、児童一人一人のお気に入りのおもちゃについてのレポートを一緒に作成するという内容のものでした。ここでは、その幼稚園生達のあまりのかわいらしさに学園生達はメロメロになってしまったようです。レポート作りが終わると学園生達が折り紙を教えてあげたり、ビニールの風船作りに夢中になったりしながら、一緒になって楽しく遊びました。最後に、幼稚園生達が歌を披露してくれたお礼に、学園生達もジェスチャー混じりで「どんぐりコロコロ」を歌ってあげたところ、「もう1度歌って!」とのアンコールをもらいました。授業が終わってからも、このクラスの子ども達と離れるのがなかなか出来ず、研修初日にして、学園生達の心は、すっかりノックスに持って行かれてしまったようです。