自転車安全講習会が行われました

2016年5月10日

藤沢市鵠沼に位置する湘南学園。周りは閑静な住宅街で、土地も起伏が少なく平坦なので自転車で通学する生徒も約200名います。最近自転車はいろんな面で見直されていますね。自動車などのようにCO2を排出することもなく、健康にもいいというメリットは間違いなく「社会に貢献している」とも言えます。その一方で、便利さはある種の「危険」も伴います。残念ながら世間では、自転車で事故に巻き込まれたり、自転車で他者に危害を加えたりということが後を絶ちません。特に近年、自転車が加害者になる事故が増加している点は看過できません。湘南学園は周りが住宅街であり、高齢の方も多く、一瞬の気の緩みが大事故につながりかねません。

 

 

藤沢警察署から講師を招いての講習でした

 

教育によって交通事故を未然に防ぐ。それが、学校にできる最良の事故防止策です。湘南学園では交通のプロフェッショナルである藤沢警察署交通課の方をゲスト講師にお招きし、毎年自転車安全講習会を実施しています。全ての自転車通学者にこの講習への出席が義務づけられています。

 

講習では、図や写真を使って交通課の方が交通ルールをわかりやすく解説して下さいました。「当然分かっている」というレベルのルールもありますが、「そういえばそうだったかも」といったルールを思い出したり、「実は知らなかった」という新たな発見をしたりと大変有益な講習でした。

 

 

みなさんは路側帯の正確な意味を知っていますか?

 

このタイプの路側帯だと自転車は内側を走れない

 

また、講習では実際に起こった自転車が加害者になった事故を基にした再現VTRを含むDVDを見ました。「知らなかったでは済まされない」そう強く思わせる内容です。生徒たちも真剣に考えてくれていました。

 

 

講習で配布されたパンフレットと安全グッズ(LEDライト)

 

湘南学園が掲げる「ESD(持続可能な社会の担い手を育む教育)」の視点からも「交通事故を防ぐこと」は重要です。持続可能な社会のためにも交通事故を減らし防ぐことは必要不可欠です。湘南学園ではただの「交通安全」にとどまらない「ESDにつながる安全教育」を実施しています。