2016年度 第5回イングランドセミナー6日目

2017年3月29日

 今日は、24名の学園生が、8名ずつ3つのグループに分かれてセントジェームズ校の授業に参加させてもらう日です。時間割は、以下の通りです。
 
グループA: 1校時:音楽  2校時:数学  3校時:体育  4校時:美術  5校時:演劇
グループB: 1校時:体育  2校時:美術  3校時:数学  4校時:体育  5校時:音楽
グループC: 1校時:理科  2校時:体育  3校時:数学  4校時:音楽  5校時:数学
 
 授業の形態や内容は、どの科目も日本のそれとはかなり異なります。体育のサッカーでは、生徒達は必ずすね当てをすることになっており、すね当てがないと体育の授業であっても試合に参加出来ません。科学は、実験用の眼鏡をかけて、じっくりと実験に取り組みます。音楽では、コンピューターを使って生徒達が曲を作ります。数学では、1つの答えにたどり着くことだけでなく、いくつかのアプローチ方法を見つける学習も取り入れています。そして、日本には全くない授業が演劇の授業です。演劇が学校の科目の一つだなんて、とても信じられませんが、ここイギリスでは、とても大切にされている科目なんです。その理由は、授業に参加してみた学園生達が、身をもって実感したことと思います。人間の創造力を養う教育が、人間の成長にとってどんなに大事であるか! わずか1時間だけこの演劇の授業を体験しただけでも、「少し創造力が磨かれたよね!」とこれに参加したみんなが思ったことと思います。
 
 さて、グループCの体育の授業では、ハンドボールの試合を行いました。ラッキーなことにこのグループには、学園のハンド部に所属している生徒が4名もいたので、彼らのプレーはひときわ光っていましたよ。音楽では、ヒロシタローや Johnny やタイキが得意のピアノを弾いてくれました。また、シンとタイキが、日本の伝統文化の横笛と太鼓を披露してくれました。また、美術の時間では、リクエストにお応えして学園がセントジェームズ生に折り紙を教えました。今日1日の交流授業を通じて、学園生とセントジェームズ生との距離が一段と縮まったように感じます。授業の後は、写真を撮ったり、帰国後もコンタクトをとれるようにフェイスブックやラインを交換したりしていました。是非、ここイギリスでのセントジェームズ生との出会いを大切にしていってもらいたいと思います。