2017年度 ポーランド・リトアニアヒストリーツアー②

2017年8月19日

今日は、このツアー開始より大変お世話になっている、現地ガイドの中谷さんと朝合流し、いよいよアウシュビッツへ!

「百聞は一見にしかず」とは良く言ったもので、直接見るということの意味を強く感じた1日となりました。ホロコーストの歴史を学ぶことは、これから先の未来を築いていく私たちにとって非常に大きな意味を持つことです。

「肌の色や出自や信仰の違う他人を、憎むように生まれついた人間などいない。人は憎むことを学ぶのだ。そして、憎むことを学べるのならば、愛することも学べるだろう。愛は憎しみよりももっと自然に、人の心に根付くはずだ。」―ネルソン・マンデラ

オバマ元大統領のツイートが話題になっています。

 

戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。

ユネスコ憲章の前文の一節です。

 
「人」の正と負の可能性を考えさせられた1日となりました。

 
以下、生徒達の感想です。

今までパソコンやテレビなどでしか知ることができなかったが実際に行ってみることでそこで行われていたことやユダヤ人の置かれていた状況などかよくわかった。W.S
今日はアウシュビッツとビルケナウの2つの収容所跡に行きました。どちらもとても広くて、ものすごい暑さの中ガイドさんの話を聞きながら敷地内を歩きで1週しました。私は歩き終わってから「あぁ疲れた」とエアコンの効いたバスで冷たい紅茶を飲みました。その時に私は思いました。当時ここに収容されていた人々は私の疲れとは比べ物にならない、想像もつかないような毎日を過ごしてい過ごしていたんだと。ただ歩き回っただけで疲れてしまうような私にはわかりたくても一生わからないような毎日だけど今、そのことを実際に見て聞いてしっかり学べる機会があって本当によかったと思います。もっと沢山の人が実際に行ってそこでなにが起きていたのか目にして欲しいし私ももっと深く学びたいと思いました。R.K
本日は午前から午後にかけ、アウシュヴィッツ強制収容所に訪れ、それからワルシャワへ行きました。昨年と同様に、日本人ガイドの中谷さんと一緒にアウシュヴィッツ強制収容所内ををまわりました。中谷さんが、年々アウシュヴィッツ強制収容所を訪れる日本人が増えているという話をして下さり、私自身とても素晴らしい事だと思い感動しました。今ホロコーストの歴史を日本人が学ぶことは、先の戦争でのナチスの行為、どうしてそれがユダヤ人に対してだったのかなど、色々と考え深いと思います。さて、肝心のアウシュヴィッツ強制収容所の中は、ホロコーストで犠牲になったユダヤ人を含む人々の数やユダヤ人が持ってきた遺品(カバンや日用品)などが展示されていました。また、建物は72年たった今でも当時のまま残されており、特別な場合にしか見られない所などがあり、全部は見られませんでした。しかし、限られた場所だけでもホロコーストの痛ましい歴史が分かるくらい各場所が印象深かったです。中でもユダヤ人の髪の毛が展示されていた場所が一番ゾッとしました。2度、アウシュヴィッツ強制収容所訪れて私は改めてホロコーストを学ぶ事がいかに重要か分かりました。 R.T
アウシュビッツのことは、知識としては知っていたが、実際に行ってみると、綺麗な場所だったので、多くの人が殺された場所であるとは思えなかった。 A.M
アウシュビッツ第2収容所のガレキはとても印象に残っていて、改めて惨劇の酷さを感じさせられました。ホテルのエレベーターではホテル慣れしていない私は苦労しました(苦笑) Y.K
アウシュヴィッツ収容所の外見は決して悪いものではなく、当時の過酷さはあまり伝わってきませんでした。そこでは自分達に発言や選択をする権利があること。そして民主主義でも国民が間違ったリーダーを選べば、ナチス党のように間違った方向に進みかねないこと。無知は非常に恐ろしい事だと実感しました。K.H