イングランドセミナー 第3日目

2018年3月24日

 ホストファミリーとの出会いからひと晩明けて、生徒達は、セントジェームズ校に登校して来ました。「昨夜の夕食はどうでしかた?」との問いかけに対して、どの生徒達も「おいしかったですよ!」との反応で、どうやら「イギリスの食事はまずい」というのは、事実とは違った評価なのかも知れません。
 
 セントジェームズ校は、毎年学園生のためにバディーの生徒をつけてくれます。朝はまずそのバディーとのご対面から始まりました。みんなとても緊張している様子でしたが、イギリスの生徒と出会えることでとても嬉しそうでもありました。
 
 午前中は、学園生だけで受講するEFL(= English as a Foreign Language)の授業で、7名ずつに別れて、アンドリュー先生とジル先生にオールイングリッシュで英語を教えてもらいました。普段学校で受けている約40名の生徒を対象とした一斉講義形式の授業とは、全く質が異なり、楽しく英語ゲームをやったり、英語での質問に対して英語で答えるといった対話形式で授業が組み立てられているので、生徒達にとっては、とても新鮮な気分で英語を学ぶことが出来たのではないかと思います。
 
 昼食は、どの生徒もホストファミリーが作ってくれたサンドイッチを戴いていましたが、この味も意外にみな「おいしいですよ!」とのことで、イギリスの食べ物についての心配は、どうやらちょっとした勘違いだったかも知れません。
 
 午後は、Exe川のクルージングに出かけました。セントジェームズ校がある Exeter という都市名は、Exe は川の名前で、ter は town を意味します。よって、Exeter は、 Exe川のある街という意味だということをEFLの授業で習いました。そして、私達は、バスで、Exe川の河口である Exemouth まで行き、そこから船に乗って約1時間のクルージングを楽しみました。ちなみに、mouth は「河口」を意味します。これもジル先生が教えてくれました。イギリスの軍港でもあり、加えて、1905年9月5日に日露戦争終結の講和条約が結ばれたアメリカのポーツマス(Portsmouth)や、イギリスからのアメリカへの最初の植民者達であるプリグリムファーザーズがアメリカに向けて出航した港町でもあり、さらに、1620年12月21日に彼らが上陸したアメリカのプリマス(Plymouth)も、それぞれ河口の町です。
 
 イングランドセミナー3日目は、なかなか密度の濃い研修が出来たようです。