2018年度 English camp 3日目

2018年8月8日

 湘南学園の English Camp で使用している施設は、富士吉田にある「富士 Calm」という研修施設です。ここは、目の前に雄大な富士山がそびえ立つ自然豊かな場所にあります。研修施設内には、広大な芝生の庭が広がり、生徒達は、休み時間にそこでサッカーやバドミントンなどをやってリフレッシュすることが出来ます。この English Camp は、しっかりと英語をシャワーのように浴びて学びながら、自然の中でメリハリをつけて遊ぶこともできるとても素晴らしい環境です。こうした機会を戴けたことを当たり前のことと思わずに、生徒の皆さんは、お父様お母様にしっかりと感謝しなければなりませんね。
 
 English Camp 中は、ネイティブの先生方の指示はすべて英語で行われます。そういうわけで、生徒の皆さんも、日本人の先生方に話しかける時も、出来るだけ英語を使おうというコンセプトで生活をしてもらいました。その成果が、少しずつ出てきた様子を1つ紹介させて戴きます。

 昨夜のことですが、二人の生徒が日本人教員のところにやって来て、Do you know my money case? と尋ねてきました。その日本人教員は、Where did you leave it? と聞き返すと、この英会話を聞いていたもう一人の生徒が、「お前、それは教室の机の上に置いてあったぞ!」と英会話の内容を理解して教えてくれたため、その二人は、自分達で To the classroom. と言って、教室に戻って行きました。こんな何気ない会話ですが、生徒達が英語でサラっと自然にやれるようになれたことをとても嬉しく思いました。
 
 さて、English Camp も最終日を迎え、今日は、まずは、各クラス内で、プレゼンテーションを行いました。Basic の7つのクラスでは、二人一組で、主に5W1Hの疑問詞を使いながら、お互いの自己紹介ができるようなスキットを作成し、二人の英会話をクラス全員の前で発表しました。Middle クラスは、参加生徒5名全員で協力して、模造紙に絵や説明を書いたりしながら、1つのプレゼンを作成し、この時間は、最後の全体プレゼンに向けて、非公開で練習を行いました。Advanced クラスでは、各自が「自分の夢」についてのプレゼンを作り、全員がなんと原稿を見ずに暗記して発表を行いました。その姿を見ていた僕は、感動で胸が熱くなってしまいました。
 
 最後の時間は、それぞれのクラスの代表者が参加者全員とすべての先生方の前でプレゼンを行いました。これまでベールにつつまれていた Middle クラスの5人の中2生達は、中1の頃から英語の授業を担当してくれている先生への感謝を込めて、その先生の英語の授業についてのサプライズプレゼンを行いました。それを聞いていたその先生は、「私が話した授業中のこんなことまで覚えていてくれたんだ!」と感動で目頭をうるうるさせながら生徒達のプレゼンに聞き入っていました。Basic クラスの中1生達のプレゼンも笑いあり演技ありでとても楽しいものでした。7クラス中、なんと3クラスの代表の生徒達が、まったく原稿を見ずにスクリプトを暗記して発表してくれたんですよ!そして、Advanced の中3生達の代表2名も、自分の夢について、それぞれが約3分近く英語で語ってくれました。これらの生徒達の姿を見て、子ども達が持つ可能性の高さを実感させられました。
 
 プレゼンの後は、お世話になった自分のクラスのネイティブの先生方から修了証書をひとりひとり手渡して戴き、クラス毎に先生を囲んで記念写真を撮りました。その後の昼食の「いただきます!」のあいさつでは、Put your hands together. Let’s enjoy the meal! という掛け声がもう自然にスラスラと口にできるようになった生徒達の姿を見て、English Camp に来られて良かったなぁとつくづく思わせて戴いた次第です。本当に有難うございました。