4月~7月 中高図書室から

2021年8月3日

昨年に引き続き、残念ながら今夏も外出しづらい状況が続いています。そんな中、図書委員の企画班が一足飛びに「宇宙」に行けるコーナーを作ってくれました。

星座の物語から宇宙の神秘まで、ロマンあふれる本とともに小さな小さな箱庭プラネタリウムを楽しめます。手作りなので本物のようにとはいきませんが、時間をかけ試行錯誤する生徒達はとてもいきいきとしていました。

企画班の別グループは、ここ数年でドラマ化・映画化された本を集めたコーナーを作りました。「これ、原作があったんだ!」と、多くの生徒が手に取っていました。

また、図書ポイントを貯めると回せる「景品ガチャガチャの装置もリニューアルし、中に入れる「オリジナル缶バッジ」を整備班の生徒たちがたくさん作ってくれました。中学1年生達が一生懸命ポイントを貯め、毎日楽しそうに回してくれています。

広報班が発行する『本のむし』では、今回初めて教育実習生へのインタビューを試みました。卒業生でもある彼らが後輩にすすめる本や、中高時代の思い出、大学生活の紹介などを、生徒達は興味深く読んでくれたようです。
 

中学1年生の図書委員は、まず恒例の配架講習会で本の並び順などを学び、実際に棚に本を戻すロールプレイングをしました。カウンターでの貸出・返却作業については、OJT方式でトレーナー役の先輩から教わります。

夏休み前にはカウンター班の中間反省会が行われました。
「忙しいときの作業は混乱する」「上手くコミュニケーションが取れない」など後輩のお悩みに、中学3年生が経験にもとづくアドバイスをしつつ「今年の中1・中2はとても丁寧にやってくれてるから大丈夫!」と頼もしく励ましてくれました。集計したアンケートの内容も、四役会でしっかり共有します。

 

 

委員の頑張りの成果か、貸出冊数も例年に比べ大きく伸びています。
とくに中1学年には1500冊以上が貸し出され、昼や放課後だけでなく10分休みにも人が出入りしています。

一方で、夏休みに入ると落ち着いて勉強する高校生の姿が目立つようになりました。
「楽しくてわくわくできる」「でも、落ち着くこともできる」
一人一人のスタイルやコンディションにあわせて、図書室を活用してもらえればと思います。