H2研修旅行(東北コース)3日目

2022年11月11日

朝6時というかなり早い時間に起きて向かった先は気仙沼魚市場。競りの様子も短い時間ではありましたが、上から見ることが出来ました。この漁港もまた、東日本大震災の際には津波が建物のかなり上の方まで押し寄せてきたそうです。そこからの復興に、漁業に生きる人達、海とともに生きる人達の力強さを感じずにはいられませんでした。

ホテルに戻っての朝食・小休止の後、今度は「海の市」。ここで生徒たちは主に買い物タイム。お土産に、冷凍・冷蔵された魚を宅急便で送る生徒もいました。普段慣れないものを購入するので、ご家庭に電話して保護者に確認しながら、あるいはお店の人に聞きながら買い物をする姿がいくつか見られました。



その「海の市」の敷地内にあるレストランで海鮮丼を食べた後、この日も午後は2グループに分かれての活動。筆者は18人の生徒たちと養殖漁業体験先に向かいました。「牡蠣を収穫する縄から部品を抜く作業」で漁業作業を体験しました。中には10縄以上(一つの縄に数十個ついています)、小一時間の間に終わらせた生徒もいて、担当してくださった方も大いに喜んでいました。



その作業の後は、ライフジャケットを着て、実際に船に乗せてもらい、牡蠣の養殖現場を巡りました。その中でいかだに牡蠣を養殖するための縄を吊るしているのですが、案内してくれたスタッフの方に促され、生徒たちはいかだの上を歩きました(注:筆者は万が一のことを考え自重しました)。バランスをとりながらなんとか全員転落せずにすみました。


また、鳥への餌やりにもチャレンジ。海に生きる生き物との触れ合いに、生徒たちは大喜びでした!
  

その後に向かったのは「命のらせん階段」見学です。気仙沼でいくつかのグループ会社を手掛けた方の「被害を受けた自身の邸宅を震災遺構として残したい」という思いが実って、元々あった場所から80メートルほど移築して現在の場所に置かれました。前日の震災伝承館に続き、ありのまま残された遺構を見て、改めて自然災害の脅威と、それを後世に伝える大切さを学んだことと思います。

次回は4日目の模様を紹介します(5日目は班別自由行動なので割愛します)。